...彼は物見櫓(ものみやぐら)の上で吹きさらしになっている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...参州の吉田御殿というお城の上の高い櫓(やぐら)から...
中里介山 「大菩薩峠」
...とうとう櫓(やぐら)と掛蒲団(かけぶとん)を清(きよ)に云いつけて...
夏目漱石 「門」
...佐渡屋の裏の水面に乘出した危ない櫓(やぐら)もこの夜の興を添へる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」彼は頬ツぺたをやぐらに載せて横を向いた...
牧野信一 「池のまはり」
...」――魚場の納屋(なや)の屋根に魚見櫓(うおみやぐら)というものがある...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...そのときあのやぐらの上のゆるい服(ふく)の男はにわかに赤い旗(はた)をあげて狂気(きょうき)のようにふりうごかしました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...櫓(やぐら)の上に...
吉川英治 「三国志」
...右馬介っ」船やぐらから...
吉川英治 「私本太平記」
...矢倉(やぐら)へむかえ!」「はッ」と十郎太が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...矢倉(やぐら)には血さけびの武者をあげて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...櫓(やぐら)の下辺りに...
吉川英治 「新書太閤記」
...新府今城(いましろ)の櫓(やぐら)から太鼓が鳴っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「父上」櫓(やぐら)の降り口で...
吉川英治 「新書太閤記」
...御やぐらの物見どもから申しまいりましたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...町会所から火ノ見櫓(やぐら)にまで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「まいろう」と阿波守はやぐらを降りて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...櫓組(やぐらぐ)みに幾部屋も...
吉川英治 「宮本武蔵」
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