...そのための薬味箪笥(やくみだんす)が自宅に備えてあった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...すばやくみをかわしてにげまわり...
江戸川乱歩 「かいじん二十めんそう」
...「それやくみちやんの気持一つで...
鈴木三重吉 「桑の実」
...何か俺たちにささやくみたいにまたたいている...
高見順 「いやな感じ」
...痛うのうて」ようやくみんなの足は早くなっていった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...もそっと藥味(やくみ)を取(と)って來(き)てたも...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...だから話し方がためらいがちでささやくみたいで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...林の散歩にぬいて来て捨植(すてうえ)にして置いた芽生の山椒が一年中の薬味(やくみ)になったり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...兩國の水茶屋の茶汲女(ちやくみをんな)の中でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お房の膝の下に押し込んだ早業も相當藥味(やくみ)がきいたことでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...壁際に幾つかの百味箪笥(ひやくみだんす)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薬味箪笥(やくみだんす)のごとく万能な彼の「文明」思潮のあらゆる領域について前史から後史を区別するためのいくつかの屈折点が認められるであろう...
服部之総 「福沢諭吉」
...児戯(ままごと)みたいな香味(やくみ)の皿と...
広津柳浪 「今戸心中」
...たゞもう美味な料理についた辛(から)い藥味(やくみ)のやうなものであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...薬味(やくみ)というものは常に少量ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...薬味(やくみ)にもニンニクを刻む...
村井弦斎 「食道楽」
...それでようやくみんなそこを離れ...
山本周五郎 「菊千代抄」
...彼はすばやくみきわめをつけ...
山本周五郎 「柳橋物語」
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