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會津八一 「菊の根分をしながら」
...もろ手をさしあげて立つた翁の口からは...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...もろ手に面を掩(おほ)ひて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...もろ手さし伸べたる法皇授福の木板畫...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...もろ手を擴げて呼吸したり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ほてりたるもろ手ひろげて「楽欲(ぎようよく)」にらうがはしくも走りしは...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ある者はもろ手をあげておどるがごとく...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...いざや! 二間有余のヤスを、もろ手で水平に、頭上いっぱいに差し上げつつ走ると見るや、つッと射るがごとくにヤスは投射され、自分も勢いに引かれて、半ば水中に躍りこむ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...なんぢのもろ手を合せてくれ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...かぐはしい朝の春風がもろ手の上にをどるといふ境に具象した歌であるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...宰相君(さいしょうのきみ)よりたけを賜はらせけるに秋の香をひろげたてつる松のかさいただきまつるもろ手ささげてこれも前の歌と同じく下二句軽くして結び得ず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...とり手を寄せてもろ手に握りもち...
森鴎外 「うたかたの記」
...かなたへむきてもろ手高く挙げ...
森鴎外 「うたかたの記」
...もろ手を延(の)べて遠ざかる夏の光を追ひなまし...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...もろ手を、後ろへ捕(と)られながら、お袖はさけんだ...
吉川英治 「大岡越前」
...後悔(こうかい)するなよッ」もろ手で咽(のど)をしめつけながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...じぶんのもろ手でぐいと押しつけ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...もろ手で必死に鎧戸をたたきはじめた...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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