...小浜兵曹長はかけ声もろとも...
海野十三 「怪塔王」
...そこに、運転手もろとも、長くなって伸びているでしょう」私が、そういうと、田島大佐は、部下を随(したが)えて、壊れた自動車の中をのぞきこんだ...
海野十三 「地球要塞」
...自分の頭髮を自分でつかんで馬もろともに沼から引き上げて岸に置いた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...多數の友ももろともに倒れん...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 20スカマンダロスもろ/\の川の威力を打ちつくる――其岸のうへ牛皮張る多くの盾と兜とは*半ば神なる英雄の群もろともに地に伏しぬ――此らの川を向かへて神ポイボス・アポローン...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其他の人馬もろともに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...岸の柳ともろともに水面に影を宿すとき江山遠き一竿(いつかん)の不文のひじり何と見む思は清く身は輕く自在はわれに似たる身の...
土井晩翠 「天地有情」
...ある時は板橋の吹き飛ばされたのも知らず患者もろとも溝にはまる...
永井隆 「長崎の鐘」
...漁に使用する網を上から押しかぶせて蒲団もろともにグルグル巻きにしてあるのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ういういしい嫩(わか)葉もろとも...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...自転車もろとも跳(は)ね飛ばされ...
原民喜 「廃墟から」
...みなもろともに死んでこかそ...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...」体もろとも声にとられてしまつて...
牧野信一 「早春のひところ」
...楯と鎧をきた武士とをもろともに串刺しにしたそうだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もろともに失ってしまった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...掛声もろとも凄まじく跳ね回る...
山本笑月 「明治世相百話」
...もろともに啣(くは)へて帰る一すぢの細き藁屑...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...それ、向こうの河原(かわら)に馳(か)けたやつを引きとらえてみろ!」蔦之助(つたのすけ)は馬上からそこの高札(こうさつ)を引きぬいてふりかざし、どっと、十四、五間(けん)ほどかけだしたが、あッ――と思うまに蔦之助、くぼの草かげから閃(ひら)めいた銀鞭(ぎんべん)にはらわれて、馬もろとも、ドーンともんどり打ってたおれてしまった...
吉川英治 「神州天馬侠」
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