...「また嫉(や)いてるんだよ」「可哀想に! 殴らないだっていいわ」「団長だって気がもめるさ」少し離れた処からこの光景(ありさま)を横目で見ながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...「うち、気がもめる...
太宰治 「パンドラの匣」
...人を叱って気がもめる...
太宰治 「パンドラの匣」
...お手紙に依(よ)ると、君は、マア坊が泣いた事なんか、少しも問題ではないが、竹さんの、「うち、気がもめる」が、大事件だ、というお説のようだが、それは僕だって考えてみたさ...
太宰治 「パンドラの匣」
...気がもめる」という事になった...
太宰治 「パンドラの匣」
...「気のもめる子やな...
太宰治 「パンドラの匣」
...實はかゝらないやうに細工をしてゐたのかも知れない」「へエ?」「もう聽くことはないのか」「あの娘はどうなるでせう」「氣がもめるか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...タクシー待ちで大てい気がもめる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...観客ともめるのはこれが初めてじゃないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...コモン近くの交番に行くと、もめる事もなく、フィールド警部補の名前を言うだけで十分だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...きっともめると思います」トラスコット医師が言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...もめるかと思っていたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...臥ているのは却って気がもめる如くです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おまえ何をする荷物をまとめ、ハイヨ、逃げて入町のう皆さん、気がもめる、シタコタ、ナイショ/\...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...雀の立場からいえば気がもめるのであろう...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...重職を二人ばかり江戸から入れるほうがいいのではないか」「まだその時期ではないと思います」「だが歳出切下げはもめるだろうし...
山本周五郎 「いさましい話」
...当然――、民心はそむく、内部はもめる...
吉川英治 「三国志」
...藤吉郎はうれしくもあり、時々気ももめる...
吉川英治 「新書太閤記」
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