...よめもむすめも空言(そらごと)のたまふなと口にはいへど...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...逃亡した者のみが戦争におもむく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いつもむしろ自分の部屋の中にとじこもって...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...それもむりはありません...
豊島与志雄 「鬼カゲさま」
...わたしは二の糸の上った様子から語っているのは何かと耳を傾けるとも知らず内ではおもむろにおもひきらしやれもう泣かしやんな――――――と主人が中音...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...されどもし同好の士にして各自おもむろに...
永井荷風 「江戸芸術論」
...李緒の帳幕(ちょうばく)へと赴(おもむ)いた...
中島敦 「李陵」
...それはこれまでのどの仕事よりもむずかしかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...勢ひに乗りて駆け出(いだ)す時には大の男二人がかりにてもむつかしき時の有ける...
樋口一葉 「うつせみ」
...直ちにマクスグラジャ大将の部屋に赴(おもむ)いたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...おもむろに老眼鏡を取り出して戸田老人が云った...
本庄陸男 「石狩川」
...その情欲の赴(おもむ)くままに歓(かん)を尽してひそかに快を行(や)っているのだ...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...それに引きかへて今宵の自分の立場の悠々たるおもむきが勿体なかつた...
牧野信一 「まぼろし」
...最もむらくに風格的な歌だといってよかろう...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...(a)ローマの法律もむかしは脱走兵を死刑にしていたらしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...織る者も着る者もむしろ恥かしげに作りまた用いていたその時代を思う...
柳宗悦 「工藝の道」
...一片の炭もむだには使えないことを思って...
山本周五郎 「青べか物語」
...その趣(おもむき)を...
吉川英治 「三国志」
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