...一時はもみ消しをしようと思ってわたりをつけたりしたのでこんなものが来ているのだがもう用はなくなったので見るには及ばないといって...
有島武郎 「或る女」
...極力もみ消しをしたのだけれども...
有島武郎 「或る女」
...事件のもみ消しにやって来るんだよ」薄暗い納戸の...
梅崎春生 「狂い凧」
...わたっの知合いござしてな」あんまは煙草をもみ消して...
梅崎春生 「幻化」
...タバコのすいがらを指さきでもみ消して...
海野十三 「金属人間」
...しかもそのフィルムが燃焼(ねんしょう)を始めたのを急にもみ消したとでも云いましょうか...
海野十三 「赤外線男」
...手のひらを広げたままで吸いがらを地面にこすりつけて器用にその火をもみ消してしまった...
寺田寅彦 「あひると猿」
...火の移ってる窓掛を両手で平然ともみ消していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...富岡は煙草を灰皿にもみ消して...
林芙美子 「浮雲」
...吸いつけていた煙草の火を、あわてて、帆前掛(ほまえが)けで、もみ消した...
火野葦平 「花と龍」
...男爵が両足で火をもみ消し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...あわてて事件をもみ消し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...容易にそれをもみ消してしまうからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...老人はタバコを地面でもみ消し...
山本周五郎 「青べか物語」
...吸っていたタバコを地面でもみ消し...
山本周五郎 「青べか物語」
...すぐに火をもみ消して外套のポケットへしまった...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...せっかくの参右衛門の好意をもみ消しそうで...
横光利一 「夜の靴」
...あわててもみ消したが...
吉川英治 「三国志」
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