...余(あまり)の取込(とりこみ)にもの忘れした...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...三もの忘れした時のやうに...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...もの忘れとを與へずや...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...「こんなもの忘れていた」お絹はしばらくすると...
徳田秋声 「挿話」
...習ひとりし身は大方(おほかた)もの忘れしつ...
樋口一葉 「あきあはせ」
...もの静かなる漠々たる明朗さに一切の疑惑と妄迷を呑み込んだ The Lethe(もの忘れ河)となつて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...(もの忘れ河)のしぶきを浴びた野鹿の化身となつて...
牧野信一 「バラルダ物語」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...もの忘れしたやうに立つてゐるのを顧みると...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...もの忘れよりも更に悪い病すなわち野心を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もの忘れなど仕(つかまつ)りまして」「東国の餓鬼のことじゃよ...
吉川英治 「平の将門」
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