...なにごとものみこんでいるから...
伊藤左千夫 「告げ人」
...居ならぶものみな荘厳の気に打たれ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...先祖代々菩提とぶらふ水仙の花酔へばけふもあんたの事(緑平さんに)・うまい手品も寒い寒い風正月二日の金峰山も晴れてきたお正月の熊本を見おろす・もう死ぬる声の捨猫をさがす自動車も輪飾かざつて走る持てるものみんな持つて歩いてゐる(老遍路さん)よい月の葉ぼたんのよさ追加二句・訪ねる人もゐない街のぬかるみ闇をつらぬいて自動車自動車一月三日うらゝか...
種田山頭火 「行乞記」
...突然小間物店(こまものみせ)を拡(ひろ)げて...
永井荷風 「深川の散歩」
...早速単身で斥候(ものみ)に出かけてみたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...電線は打つづいてゐる蝉の声は遠くでしてゐる懐しきものみな去ると...
中原中也 「いちじくの葉」
...いつものみんなの外に珍らしいお客さんたちも見えて...
長谷川時雨 「下町娘」
...物見遊山(ものみゆさん)にも連れ廻り...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...ものみな滅びはてた後の静寂をおもはすことがあった...
原民喜 「広島の牧歌」
...物見遊山(ものみゆさん)に歩(ある)くべき身(み)ならず...
一葉女史 「大つごもり」
...ハリバでものみましょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丈(たけ)の長いおどろしき黒髪が軒ばに手招きしている小間物店(こまものみせ)は...
吉川英治 「江戸三国志」
...横濱の景氣不景氣を物語るものみたいだつた...
吉川英治 「折々の記」
...まるでばけものみたいな大きな木だなアと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...大物見(おおものみ)さきに...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分のものみたいににこにこして眺め入った...
吉川英治 「新書太閤記」
...岡崎城の物見櫓(ものみやぐら)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...大海人皇子(おおあまのみこ)が大友皇子(おおとものみこ)に襲われ給うて...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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