...しかしもともとしっかりした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...もともと自分らの祖先が遺(のこ)した文学であって見れば...
伊波普猷 「「古琉球」自序」
...もともとどおりになりますね...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...もともとあたしに見せるための日記だから...
江戸川乱歩 「断崖」
...もともとそれらの人々は官吏か大会社の社員になることを志望し...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...もともと御台所さまのお附きのお侍で...
太宰治 「右大臣実朝」
...もともとその橋はあの稲毛の三郎重成入道さまが新造なされましたものださうで...
太宰治 「右大臣実朝」
...もともとこういう相手に恋するなぞということが当人としては釣り合いの取れぬ間違いの元だったのでしょうが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...もともとそうも心配していなかったところへ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もともと派手を競うのは持ち前の負けじ魂に発しているのでその目的に添(そ)わぬ限りは妄(みだ)りに浪費することなくいわゆる死に金を使わなかった気紛(きまぐ)れにぱっぱっと播(ま)き散らすのでなく使途を考え効果を狙(ねら)ったのであるその点は理性的打算的であったさればある場合には負けじ魂がかえって貪慾(どんよく)に変形し門弟より徴(ちょう)する月謝やお膝付(ひざつき)のごとき...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...もともと我輩の希望には自分の作物の発表慾とか沢田を世間に出すとか何とかいうことよりも...
中里介山 「生前身後の事」
...来て下さるか」「もともと私が余計な猿智恵を働かせて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なんのためにこうしてわれを久遠の絵師は土のうてなになんか飾ったものだろう?2もともと無理やりつれ出された世界なんだ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...君はもともと大変良い子だよ...
三好十郎 「好日」
...もともと地上にあり得ない性質を持つと云えないであろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...もともとは村の縁組というものは...
柳田国男 「故郷七十年」
...もともと、かれは江戸で、お千絵様という女性を墨屋敷(すみやしき)の穴蔵部屋へ押し込めていた当時からして、金箔付(きんぱくつき)の隠密組のひとりという身柄(みがら)は、こっちも知っていたのに!返す返すも不覚だった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「尻(けつ)がもともと通りなおりゃ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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