...人が月見の何のともてはやすことが憎い――ということにまで進んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...もてはやすものもあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...文学者を国家の装飾のようにもてはやす西洋の事だから...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...高潔な人間ともてはやすのも表面(うわべ)だけで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
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二葉亭四迷 「浮雲」
...わが宿は花もてはやす人もなし何にか春の訪(たづ)ねきつらん宮は涙ぐんでおしまいになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...国の中枢の崇重(しゅうちょう)しもてはやす所の文章の何人の手に成るかを窺(うかが)い知るに過ぎぬので...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...もてはやす風潮も一方にはあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...古来人のもてはやす所である...
柳田國男 「地名の研究」
...まことの長威斎と信じてもてはやすということでは黙ってはいられない...
山本周五郎 「似而非物語」
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