...兄男女(をとこをみな)のもてあそぶ戀といふなるたはむれも...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...曖昧(あいまい)な下品な考えをもてあそぶことが愉快だったからである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...民衆は崇高なるものをもてあそぶ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女は彼の耳朶を指先でもてあそぶのが好きでした...
豊島与志雄 「土地に還る」
...子供がナイフをもてあそぶように女は自分の美をもてあそぶ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...亡びたるものの美しさよと飽かずもてあそぶ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ズウズウ弁をもてあそぶタレントは日本人の三分の二を笑わせるとともに三分の一のファンを失っていることに気がつかないのだろうか...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ながれるごとき涙にぬれ私はくちびるに血潮をぬるああ なにといふ戀しさなるぞこの青ざめた死靈にすがりつきてもてあそぶ夜風にふかれ猫柳のかげを暗くさまよふよ そは墓場のやさしい歌ごゑです...
萩原朔太郎 「青猫」
...やさしいくちびるに油をぬりつけ すべすべとした白い肢體をもてあそぶ...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...ああ なにといふ戀しさなるぞこの青ざめた死靈にすがりつきてもてあそぶ夜風にふかれ猫柳のかげを暗くさまよふよ そは墓場のやさしい歌ごゑです...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...ひとの気持ちをもてあそぶんじゃない」エリクソンが声を落とし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...運命のもてあそぶままに西に東にただよって...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...剣法をもてあそぶ奴...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ただただ世界の一般的法則のもてあそぶがままになっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ばら銭をもてあそぶ...
山中貞雄 「森の石松」
...おれを小児のようにもてあそぶか」と...
吉川英治 「三国志」
...そういう少数の中だけでもてあそぶ真理なら...
吉川英治 「三国志」
...お米をもてあそぶ宅助であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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