...玩具(もてあそびもの)など與へて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...其手には「マケロニ(麪(めん)類の名)つけたる大いなる玩具(もてあそび)の柄つきの鈴を笏(こつ)として持たせたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...生きてゐる人はだれももてあそびにするほど余分の好運を持つてゐやしない長く生きようとするものは彼女を最も恐れなければならない老人はもうすでに呪はれてゐる...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...この土堤をもてあそびつつ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...女子といふものは何うしてかうもてあそびものになるものやら! 女子といふものは罪が深うてとても男子とはひとつに言へないものだ...
田山花袋 「道綱の母」
...この身は單なる男の子のもてあそびものでない上は...
田山花袋 「道綱の母」
...俺(おれ)ゃ運命(うんめい)の玩弄物(もてあそび)ぢゃわい!ベンおい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...手先で煙草をもてあそびながら...
豊島与志雄 「化生のもの」
...手の冷い人間は体内に熱がこもつて、何処かに病気を持つてゐる……」伊庭はいつまでも春子の手を握り、もてあそび、離さうとはしない...
林芙美子 「浮雲」
...二本の指で下唇をもてあそびながら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...連れと話をしながらマッチ箱をもてあそび...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...もてあそびものになって来た身であろう――自分をはげますように...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...」私はこの小さい女の子の手をもてあそびながらまともに此の子の眼を見るに堪へない気になりました...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...賜(たま)はりしもてあそびの笛を離さず...
森鴎外 「文づかひ」
...たまわりしもてあそびの笛を離さず...
森鴎外 「文づかい」
...一文銭をもてあそび乍ら見て居る...
山中貞雄 「森の石松」
...僻村(へきそん)の友など訪ねて琴棋(きんき)をもてあそび...
吉川英治 「三国志」
...曹仁の輩(ともがら)を奔流の計にもてあそび...
吉川英治 「三国志」
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