...くっ強(きょう)な若者(わかもの)を二人もつれて...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...もつれあうようにクルクルと廻りだした...
海野十三 「○○獣」
...もつれ合ってころげまわり...
江戸川乱歩 「影男」
...のろひの言葉でこはゞりもつれました...
アルフオンズ・ドーデー Alphonse Daudet 鈴木三重吉訳 「村の学校(実話)」
...何という変わりようだろう!思いはもつれてきた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...サクラの健はだんだん舌がもつれぎみになってきた...
壺井栄 「赤いステッキ」
...わずかに舌のもつれた英語で私に話しかけます...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...従者を一人もつれずに西の方へスタスタと歩いて行くのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...深刻失望亢奮繊細次第にもつれて行くモダニストの行き方は...
中野秀人 「第四階級の文学」
...舌もつれようともつれまいと花に嘘などつけはしないんだ...
中原中也 「(辛いこつた辛いこつた!)」
...もつれ合いながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラツ八もつれて行かうといふのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五本の指に藻(も)がもつれた糸のようにからまって来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...もつれる舌で言うのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...爺さんは袋町へ寄って墓詣りにお初をもつれ出した...
矢田津世子 「神楽坂」
...二つの青白い鬼火がもつれ合って行くのがホンノリと見えたように思いました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...後のもつれを明察して...
横光利一 「夜の靴」
...これは早退(はやの)きして来たものとみえ、傷手もすくない士卒を四、五十人もつれて、ぞろぞろと逃げていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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