...これを一層もっともらしくするために...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...少しもっともらしくなって...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...皮相の観察を以てすれば如何(いか)にももっともらしく聞えるが...
大隈重信 「選挙人に与う」
...ただいかにももっともらしくその場限りのつじつまが合っているということが大切なのである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...」「もっともらしく聞こえるな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...もっともらしくうなずいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっともらしく下を向いて控えていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はもっともらしく腕組をして自分の膝頭(ひざがしら)を眺めていた...
夏目漱石 「行人」
...母はまたもっともらしく思案しながら「そうだね」と答えた...
夏目漱石 「こころ」
...もっともらしくって...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...ちょっと聞くともっともらしく思うこともあるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...八五郎ももっともらしく腕を組むのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もっともらしくて皆に受け入れられる意見はヴォーケ夫人からのものだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...なにかもっともらしく聞えるが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...昨日お目にかかったばかりで」「ああそうですか」捜査一課ほもっともらしくうなずき...
久生十蘭 「肌色の月」
...読んでいるときには十分もっともらしく思われたようだったが――いまではひどく異なった不満足なものになった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...いろんな万能薬のパンテオンの墓場にもっともらしくこの二人を改葬したルンペン・プロレタリアートの一群があるマルキシズム――ロマンチシズム――クラシシズム――適度のエロ・グロイズム書斎の上で剣をふりまわす英雄どもの生活綱領古いせりふをひねくりまわし...
槇村浩 「長詩」
...件(くだん)の理由で羊と水の二字より合成さると釈(と)いたはもっともらしく聞える...
南方熊楠 「十二支考」
便利!手書き漢字入力検索