...それぞれに特有な生物の種子が皆別々に発生したと想像するよりはずっともっともらしくなってくるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...いかにもっともらしく感じても...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...丁稚(でっち)の長松が新年には親の名代でもっともらしく御年始に来る...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その話はいかにももっともらしく受取られるのであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...そしてそれがいかにももっともらしくほんとうらしく提供されているのである...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...子供っぽい言論がもっともらしく電波に載せられたりするのを聴いて...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...母はまたもっともらしく思案しながら「そうだね」と答えた...
夏目漱石 「こころ」
...もっともらしくって...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...ちょっと聞くともっともらしく思うこともあるが...
新渡戸稲造 「自警録」
...もっともらしく首を捻っている隠居風の老人もあった...
林不忘 「あの顔」
...その赤ちゃんの写真をとらせていただきにきたのであると僕はもっともらしくきり出したのだった...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...もっともらしくいいながら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一応もっともらしく聞こえる...
三好十郎 「俳優への手紙」
...高下という字がもっともらしく聞えたのであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...もっともらしく説明が一とくさり...
山本笑月 「明治世相百話」
...切支丹(きりしたん)屋敷から出ることも許されると思う」「なるほど……その話はもっともらしく聞こえるが...
吉川英治 「江戸三国志」
...もっともらしく拵(こしら)えて歩きゃあがって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...悍ましい本文をもっともらしく訂正したりした箇所があり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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