...もっともらしく幾度もうなずいて...
有島武郎 「或る女」
...こう考えた方がもっともらしく思われるのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...このデュ・プレルの思考の経路は甚だもっともらしく見えるのであるが実はカントの考えに近代的で...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...如何にももっともらしく底にさわって見る...
石川欣一 「可愛い山」
...これを一層もっともらしくするために...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...少しもっともらしくなって...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...何だかもう私の知らないむずかしい言葉でもっともらしく論じているのですから...
太宰治 「男女同権」
...ろくでもない自分の容貌をへんに自慢してもっともらしく説明して聞かせているような薄気味の悪い狂態にも似ているので...
太宰治 「鉄面皮」
...その話はいかにももっともらしく受取られるのであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...子供っぽい言論がもっともらしく電波に載せられたりするのを聴いて...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それをもっともらしく忠告する...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...なにかもっともらしく見えるし...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...もっともらしく首を捻っている隠居風の老人もあった...
林不忘 「あの顔」
...昨日お目にかかったばかりで」「ああそうですか」捜査一課ほもっともらしくうなずき...
久生十蘭 「肌色の月」
...いろんな万能薬のパンテオンの墓場にもっともらしくこの二人を改葬したルンペン・プロレタリアートの一群があるマルキシズム――ロマンチシズム――クラシシズム――適度のエロ・グロイズム書斎の上で剣をふりまわす英雄どもの生活綱領古いせりふをひねくりまわし...
槇村浩 「長詩」
...もっともらしく見えなくはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...切支丹(きりしたん)屋敷から出ることも許されると思う」「なるほど……その話はもっともらしく聞こえるが...
吉川英治 「江戸三国志」
...もっともらしく拵(こしら)えて歩きゃあがって...
吉川英治 「新・水滸伝」
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