...特に更(あらたま)って、ついにない事、もじもじして、「実はね、母様も云ったんだ、君に相談をして見ろと……」「縁談だね、真面目な...
泉鏡花 「婦系図」
...いよいよもじもじしはじめました...
海野十三 「怪塔王」
...諸戸の方でも妙にもじもじしていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...もじもじしていると...
太宰治 「きりぎりす」
...一座の者はもじもじして...
太宰治 「新釈諸国噺」
...もじもじしている...
太宰治 「正義と微笑」
...大きな身体(からだ)をもじもじさせ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...盛んに手をもじもじさせながら室(へや)の中をぶらぶらと歩き出した...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...」と出方(でかた)は再びエヤシップを耳にはさんでもじもじしている...
永井荷風 「雪解」
...強盗のほうがもじもじして...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...最前(さいぜん)から吃(どもり)の御姫様のようにもじもじしているのは...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...気味悪そうにもじもじと揉手(もみで)をしながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そんなに親しくする位なら寧(むし)ろ貴君と……(すこしもじもじして言かねて)結婚してしまえッて……」ト聞くと等しく文三は駭然(ぎょっ)としてお勢の顔を目守(みつめ)る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...すると二人は暫くもじもじしてゐましたが...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...もじもじしていたが...
室生犀星 「幻影の都市」
...昨日どこかで稼いだろう?」掏摸の留公はもじもじしながらしばらく小西警部の顔を見ていたが...
森下雨村 「五階の窓」
...覚一は両手の指を揉み合うように膝のうえでもじもじしながら...
吉川英治 「私本太平記」
...何をもじもじしておられる...
吉川英治 「新書太閤記」
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