...老婆は暫くもじもじと躊躇していたが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...河野はもじもじしながら妙なことをいい出したものです...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...先ほどから待ちきれぬもののようにもじもじしていた警部が口をきった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...もじもじしたような声(こえ)を聞きわけた...
ソログーブ・フョードル 米川正夫訳 「身体検査」
...当惑し切ってもじもじしている茶坊主をつかまえて...
太宰治 「新釈諸国噺」
...もじもじしている様は...
太宰治 「正義と微笑」
...」もじもじして、「路頭は、寒くて、いや...
太宰治 「火の鳥」
...もじもじしながらポポーの方へ歩み寄りつつ言う)じつはですね……...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...彼女がもじもじすればするほど...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...もじもじ身をくねらして...
豊島与志雄 「女人禁制」
...乙女はしばらくもじもじしていたが...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...もじもじしたのは耳が少し遠いものらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうでしょう」エイビスは椅子でもじもじ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...好意と善意を示すためにもじもじと身をくねらし...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...愛情を覚えると法がなくただもじもじとして羞らうだけだ...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...毅然と構えながらももじもじしていた...
吉川英治 「三国志」
...……他(ほか)じゃありませんが』『何をもじもじして居るのだ...
吉川英治 「山浦清麿」
...彼はただもじもじしていて...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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