...また女の人にあうたびにもしや自分の母親でないかしらと思いました...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...もしや祠の中のどこかに黄金メダルをかくしていないであろうかと思い...
海野十三 「少年探偵長」
...もしや俺は夢でも見ているのではないかと思って...
田中貢太郎 「指環」
...もしや田中の姿が見えはせぬかと三人皆思った...
田山花袋 「蒲団」
...もしやお前でも夜の人目を忍んでたずねて来てくれたのではないかと思った...
近松秋江 「うつり香」
...野仆死(のたれじに)でもしやあしないかしら...
徳田秋声 「爛」
...もしやこの男が、へんなうわさをいいふらしてあるく悪者ではないかと、そんな気がしてなりませんでした...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...もしやお間違いが出来ますると...
中里介山 「大菩薩峠」
...もしや敷居の溝から沓脱(くつぬぎ)に血がこぼれていはしないかと怪しむでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...もしやお雪ちゃんも...
中里介山 「大菩薩峠」
...もしや好意ずくの世話ずきから起った親切じゃあるまいかと思って...
夏目漱石 「坑夫」
...もしやロシアが内陸奥地を狙って争いをけしかけていないか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...もしや良人はこんどの事件の起こることを知り...
山本周五郎 「日本婦道記」
...もしや人間のような鳥の鳴き声がするか...
夢野久作 「白髪小僧」
...――もしや相手は味方ではないか...
吉川英治 「三国志」
...「……もしや、おふたり様は、鎌倉の足利殿に、お由縁(ゆかり)のあるお方ではございませぬか」「そうです...
吉川英治 「私本太平記」
...もしやと思わぬでもなかったが...
吉川英治 「私本太平記」
...蒲焼屋の男が、とたんに、ぺたッと坐ってしまったのは、もしやこの人が、上野介の嫡男(ちゃくなん)の左兵衛佐(さひょうえのすけ)ではあるまいか、とすぐ感じたからであった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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