...その母なる人々もしくはその亭主等の舊惡露顯の一端であらうと義雄には思はれた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もしくは推察を以て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...なぜその利己心へ出血療法を行なわないのであろうか? もしくは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...優秀者――労働階級もしくは有産階級の優秀者――の最上権を承認せしむる一つの権力以外に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...民衆に味方するかもしくは民衆に反対するか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...光り輝くふたりの若者に自分の刑罰を添加すること、もしくは、救う道なき自分の陥没を自分ひとりに止めること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...従来の徳育法及び現今とても教育上では好んで義務を果す敢為邁往(かんいまいおう)の気象(きしょう)を奨励するようですがこれは道徳上の話で道徳上しかなくてはならぬもしくはしかする方が社会の幸福だと云うまでで...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...今月もしくは先月新らしくできた作物そのものについて...
夏目漱石 「創作家の態度」
...つまり汁の実にすべき季節の物かもしくは遠来の珍味を得た時は...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...二葉(によう)もしくは三葉の訳稿なるごとに...
穂積陳重 「法窓夜話」
...支那の四元術は二つもしくは四つの方程式を作って消去を行うことはやっているが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...もしくは非難すること...
三木清 「解釈学と修辞学」
...當時普通に「認識能力の理論」(Theorie des Erkenntnisvermgens)もしくは「認識能力の批判」(Kritik des Erkenntnisvermgens)といふやうな言葉が使はれてゐた...
三木清 「認識論」
...また件(くだん)の黒兎に鬼寄住し鳥銃も利(き)かず銀もしくは鋼の弾丸を打ち懸けて始めてこれを打ち留め得と信ぜらると(ロイド...
南方熊楠 「十二支考」
...もしくは畸形(きけい)に発育してしまった世の中に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...七サラキもしくはサラギに蛇穴の二字を宛てるというのも...
柳田國男 「和州地名談」
...もしくは数十代前からの大人の不仕鱈(ふしだら)が遺伝したものである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...もしくは情緒だけが観客に受け取られるばかりで...
夢野久作 「能とは何か」
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