...どうもさっきからの話じゃ...
芥川龍之介 「妖婆」
...床(とこ)についてもさっぱり安眠(あんみん)ができない……箸(はし)を執(と)っても一向(こう)食物(しょくもつ)が喉(のど)に通(とお)らない……心(こころ)の中(なか)はただむしゃくしゃ……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...これで何もかもさっぱりという爽やかな軽い気分に一どなって...
上村松園 「靄の彼方」
...それよりもさっき申上げた不沈軍艦(ふちんぐんかん)の件ですが...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...「まあちっとも気がつかなかった! あなたもさっきからいらしてたの? 公一さんと御一緒に?」中膝をしていた私が...
橘外男 「逗子物語」
...帰って来てからでよくはなくって? ―――尤もさっき話したようなことなんだけれど」「いや...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...何でもさっき布団を敷く時に...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「近頃は犯罪も悪人もさっぱりだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...女はいつもさっぱりしたものです...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...何もかもさっぱり見当がつかないで...
豊島与志雄 「香奠」
...気持ちもさっぱりするだろう...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...どうもさっきから...
中里介山 「大菩薩峠」
...耕一もさっきからあんまり困ったために怒っていたのもだんだん忘れて来ました...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...きょうもさっきからしきりに気がついて眺めているのですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...にっちもさっちもゆかないんだ」ゆっくり...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...波もさっきまでのように高くはなくなり...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...にっちもさっちもいかない状態だった...
山本周五郎 「青べか物語」
...心はいつもさっぱりと割切れているんだ...
山本周五郎 「夜明けの辻」
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