...三重に覆いをかけた大きな炬燵に肩までもぐり込んで...
石川欣一 「可愛い山」
...彼はおそらくこの針目博士の地下室へもぐりこみ...
海野十三 「金属人間」
...早く布團の中にもぐりこみぬ...
大町桂月 「冬の榛名山」
...その寢床のなかへもぐり込んだ...
太宰治 「陰火」
...成る程その連中はみんなせいが低いんだから巧く草の中へもぐり込めますけれども...
谷崎潤一郎 「紀伊国狐憑漆掻語」
...夕刻から蚊帳へもぐりこんで...
種田山頭火 「一草庵日記」
...一杯元気で製材所の倉庫にもぐりこんで寝る...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...海へもぐり込むにちがいない...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...だれだか知らない人の門(もん)のすきからもぐりこんで...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「キリストのヨルカに召された少年」
...時としては女房どもとともに小さな車にのって歩きながら酒を密売しそれをまた盗み歩くもぐり商人...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ああして親牛の腹へもぐりこんで寝てしまったあ」茂太郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...身を丸くしてもぐり込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...赤兵衞は口をもぐりもぐりうごかしながら...
林芙美子 「狐物語」
...波のなかにもぐりました...
火野葦平 「人魚」
...そつとまた寝床にもぐり込んで眠つてゐる振りをしてしまつた...
牧野信一 「競馬の日」
...泳がないで砂もぐりする人達がゐて...
室生犀星 「神のない子」
...カレイの砂もぐりや...
山本笑月 「明治世相百話」
...半分もぐりこんだまま縁(えん)の下の土台(どだい)にかじりついて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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