...いくらもがいても離れなかった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...もがいても動いてもどうにもならず...
石川欣一 「比島投降記」
...紋三はいくらもがいても逃れることの出来ない...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...叫んでももがいても出るに出られぬ境地の恐ろしさ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...この小熊の行末は動物園の檻に入れらるるか、それとも撲殺せらるるか、いずれにしても人に捕えられたる以上は、もがいても、あせっても、泣いても、叫んでも、熊としての天分を全うする能わざるべしと、本人の小熊は知らざるべきが、人から見れば憐れ也...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...どんなにもがいても...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼女はいくら身をもがいても駄目(だめ)だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身をもがいてもむだである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その中を尾鰭(おひれ)を打ってその大鯉が苦しみもがいてもがいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかに生きようとしてもがいても...
中里介山 「大菩薩峠」
...いくらもがいても...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...頼んでも、もがいても、引いていて貰う訳には行かぬ...
夏目漱石 「草枕」
...我々人間としてこの世に存在する以上どうもがいても道徳を離れて倫理界の外に超然と生息する訳には行かない...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...どうもがいても助かりようは無い...
野村胡堂 「禁断の死針」
...あがきもがいても切り離すことのできないこの絆...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...どんなに苦しんでも、もがいても、いちどその衝動が起こると、それにうち勝つことはできないのであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いくらもがいてもこの小六が逃がすものか...
吉川英治 「剣難女難」
...時を得なければいかにもがいてもだめです...
吉川英治 「三国志」
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