...反射的にブレーキを掛けたが、もう駄目だった...
海野十三 「赤外線男」
...ああ、もう駄目だ...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...もう駄目だと思いました...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...アア、もう駄目だ、心臓の真中をやられている...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...こんなはずではなかった、話がちがう、こりゃ大変――驚いて逃げ出そうと思っても、そうなったら、もう駄目だ...
高見順 「いやな感じ」
...嫌(いや)だなんて言ったってもう駄目だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...もう駄目だといふ氣がする...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...もう駄目だと云ふの」私は出来るだけ...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...今年はもう駄目だが...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...この相図をちらりと見て取った小野さんはもう駄目だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...まだ後は出来ないか」「うん、未(ま)だにも何にも、もう駄目だろう...
夏目漱石 「それから」
...いよいよ来るな、とパラパラパラパラ、方々から砂が落ち、だんだんそれが数多くなり量が殖える、と、『もう駄目だ、いよいよ来るな』と考えるね...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...課長に憎まれているからもう駄目だ」ト云ッてまた暫らく黙考して...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「もう駄目だ!」と唸つたかと思ふと...
牧野信一 「鬼の門」
...それはもう駄目だよ...
牧野信一 「剥製」
...「もう駄目だ」と心におもつた...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...あの辰子はあいつはもう駄目だ...
横光利一 「悲しみの代價」
...いま一度写真を見たらもう駄目だ...
横光利一 「上海」
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