...その中に、もう一方の、隣家の足袋屋(たびや)のお神さんがいて、時計屋に応援した...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...もう一方(ひとかた)男のお子をおもうけになっていましたが...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...ただもう一方の方向だけにまっしぐらに進んだ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...もう一方はやはり昔のままのヘンリー・ジーキルで...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...それからその紐のもう一方の端を持って...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...もう一方の側はほんのごく少しだけ開(あ)けてあった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...もう一方は傾き加減の字面...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...そうして一方の自分が次第にもう一方の自分に征服されて行くのを意識する...
外村繁 「澪標」
...じぶんのもう一方の足をおさえつけたりしていることもあった...
新美南吉 「久助君の話」
...もう一方が言葉をはさんできた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...もう一方の原理も確立されるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...だが片方がもう一方を殺し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...もう一方から烈しくふんとやって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...もう一方の足は立っている方の足の甲の上にのせ...
三好十郎 「冒した者」
...そのもう一方の側の戦力の一部分に組み込まれている...
三好十郎 「冒した者」
...もう一方の皿をふわふわさせて見る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...暗い内部のもう一方で...
山川方夫 「愛のごとく」
...もう一方(ひとかた)の客をお呼びして...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??