...もう一方奧へ入つてから其の土橋に向ふとすると...
泉鏡花 「遺稿」
...もう一方の腕をしきりに動かして...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...一方の側には何の活気もみとめられない堤を見――太陽は最初は片側だけに作用するので――もう一方の側にはたった一時間で創りあげられたこの豊麗な木の葉模様を見るとき...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...もう一方の端には...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...もう一方にはなかった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...そうして一方の自分が次第にもう一方の自分に征服されて行くのを意識する...
外村繁 「澪標」
...じぶんのもう一方の足をおさえつけたりしていることもあった...
新美南吉 「久助君の話」
...ところが煙はもう一方の隅からきていて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...もう一方の側の脚は痛いほど床に押しつけられている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...もう一方では他の大きな傷口をひらいてゐる半分の方へ開いてゐるといつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「ドゥイノ悲歌」
...彼は彼のもう一方の手をオデットの頬にそうて上げた...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...もう一方の手の先きで...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...もう一方の富める人たちの喉(のど)をしめようとも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もう一方の人々は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もう一方の面長な眼の細い方の子が...
柳田国男 「故郷七十年」
...わたくしが気づいたようなこともございません」たみはもう一方の手もあげ...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...まだもう一方に片づけなければならんちんぴらがおる...
吉川英治 「三国志」
...もう一方の手で軽く櫛(くし)を取り上げる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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