...参詣人はもう一人もいない...
芥川龍之介 「おしの」
...王さまはもう一人さぎ師のところに向かわせました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「はだかの王さま」
...もう一人の共犯者を捉えて見せると云ったからとて...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...その白い顔はしかし無表情で、もう一人の男に、座を外そうぜといった眼くばせをした...
高見順 「いやな感じ」
...水槽の水は見る/\眞つ赤だ」「もう一人のお村は?」「格子の手前へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一人医者を立会わせて下さい」と言い出します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう一人、お篠の妹のお秋は、行く/\五左衞門の身の廻りの世話をする筈でしたが、まだ目見得中で母屋(おもや)に泊つて居り、これは十九の虞美人草(ぐびじんさう)のやうな娘でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎ともう一人の下つ引が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一人の死骸が出て來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一人が臭いやうだな」八五郎の話の先を潜つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一人の洋装の女についても知っている者はなかった...
橋本五郎 「殺人迷路」
...又もう一人の門人韓非も始皇未だ天下を統一せぬ前懇望されて秦に入つた事と何等かの因縁が有る樣に見える...
服部宇之吉 「荀子解題」
...もう一人の跛(びっこ)の寺男が壁の扉に消えてゆくのを遠くから見た...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...もう一人のフランス人は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...もう一人の方も草に仆(たお)れた...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...シッカリした者をもう一人やろう...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...……もう一人の相棒も洒落(しゃれ)てるぞ...
夢野久作 「暗黒公使」
...もう一人前の男であつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索