...「若様もお待ちかねよ」ともう一人のがいった...
有島武郎 「星座」
...それじゃもう一人の犯人...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...もう一人前の角力取りになった...
太宰治 「新釈諸国噺」
...もう一人のーシャは私と同い年で...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...もう一人の同僚は...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...もう一人は五歳の男の子だった...
永井隆 「この子を残して」
...下谷で安樂に暮して居るよ」「旦那は御存じで」「よく知つて居る」「もう一人の方は」「おせいと言つて二十だつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「――」もう一人のお舟のお藤は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう一人は印度の紳士の秘書役だったのですが...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...もう一人大柄な、顔もおおきい、年もかなりまさっている老女が、頭のまん中へちいさな簪巻(かんざしま)きを(糸巻きという結びかたかも知れない)つけて、細い白葛引(しろくずひ)きをぴんと結んで、しゃんとした腰附きではあるが、帯をゆるくしめて、舞扇をもって立っている...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...もう一人の篠井春子はサイゴンに職場を得た...
林芙美子 「浮雲」
...あん中にはまだもう一人は入つとる筈ぢや! ようく振るつて見な……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...もう一人そこにいる母親がどんな切迫した必要から...
宮本百合子 「科学の精神を」
...もう一人のと集めてそういう題)が出ているので懐しく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もう一人の男をその腕にのせながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もう一人同じ年頃同じ知恵の者を加えて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私にはもう一人「河童」のお弟子がある...
柳田国男 「故郷七十年」
...するともう一人私の背後に女の人がいて「何処かに割り込まして貰うことはできますまいか」といっていた...
若杉鳥子 「独り旅」
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