...もう一人のドイツ人は今度が初めてだそうだ...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...もう一人の紳士は...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...もう一人庄どんという農夫の...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...もう一人ボーイがいた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...もう一人居たのよ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...一行は私をいれて四人の他に、もう一人、これはどちらの下僕か知らないが、主人達の防寒具やら食糧やら弾薬やらを荷(にな)った男がついて来ていた...
中島敦 「虎狩」
...誠吾(せいご)と此姉の間にもう一人(ひとり)...
夏目漱石 「それから」
...もう一人の友達に不思議を立てるようになった...
沼田一雅 「白い光と上野の鐘」
...「氣を付けろ、間拔け奴」一人前の啖呵(たんか)を浴びせて、默つて飛んで行く男の後ろ姿を見て居ると、後からもう一人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――もう一人、一番怪しいのが居るじゃないか、若旦那を連れて来い」平次は少し機嫌を損(そこ)ねております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「もう一人、仲間(ちゅうげん)の鉄がおります」「なるほど」平次は孫三郎に案内されて、仲間部屋に入って行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「もう一人?」「ウン」「誰で――」「忘れているんだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう一人、どれより背が高く、どれより物凄い死人は、地中から立ちあがらうとしても、いつかな立ちあがることが出来なかつた――それほど固く、彼は地に植ゑつけられてゐたのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...もう一人のほとんど可憐といつてもいいやうな女の書き殘した日記の節々を思ひ浮べるともなしに思ひ浮べ...
堀辰雄 「姨捨記」
...もう一人の店員も近づいて来た...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...またもう一人を指さして「おお徳人よ」と叫んでごらん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(オウィディウス)またもう一人はいった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もう一人は、詩人は、批判者は、彼はどう考えているか...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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