...流石のルパンも少し耄碌(もうろく)したなと思うことがだぜ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...そのもうろくぶりには...
太宰治 「如是我聞」
...これは耄碌(もうろく)の姿でないか...
太宰治 「八十八夜」
...これは耄碌(もうろく)と云われても仕方がない...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...是(これ)は耄碌(もうろく)の結果ではない...
夏目漱石 「点頭録」
...彼は耄碌(もうろく)していなかった...
夏目漱石 「道草」
...なるたけならボロをだしたくないよ」「お前もだいぶもうろくしたな...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...時々耄碌頭巾(もうろくずきん)を冠(かぶ)ッて忍んで店まで逢いに来るようになッた...
広津柳浪 「今戸心中」
...かの年をとって耄碌(もうろく)しているディ・ブロリオの...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...はじめはもうろくして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...心ももうろくしているに違いなかろう...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...近ごろ年の加減でいくらかもうろくしてしまったのだろう師匠の上が今更ながら怨めしかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...もうろく頭巾(ずきん)をかぶって...
山本周五郎 「寒橋」
...しかもスッカリ耄碌(もうろく)している上に...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...もうろく頭巾をかぶって...
吉川英治 「梅ちらほら」
...やくたいもない耄碌(もうろく)をば...
吉川英治 「平の将門」
...自分の耄碌(もうろく)をよく口癖に喞(かこ)っているが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...老先生もひどく耄碌(もうろく)をしなされたわい...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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