...」すこし耄碌(もうろく)しているらしい...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いかにももうろくに近い...
太宰治 「如是我聞」
...これは耄碌(もうろく)の姿でないか...
太宰治 「八十八夜」
...もうろくしたんじゃない? ばかばかしい...
太宰治 「冬の花火」
...なにをバカげた話ばかりしてこの山寺のもうろく坊主め! と一言のもとに笑いころげてしまわれる立場にあった人かもしれません...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...ただ近頃は耄碌(もうろく)していて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...叔父上はもうろく(耄碌)しているなどゝ申されて一向おきゝいれになりませなんだので...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...もうろくと申すほどでなくとも...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...耄碌(もうろく)するというのは...
富田常雄 「面」
...耄碌(もうろく)した貴族どもで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...近頃は少し老耄(もうろく)して店の方はあまり構わないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...じいやはニヤリともしないで「なんぼもうろくしたっても自分の足の大きさまで忘れやしまいし」と云ってじれったそうにどぶ板をカタカタとふみならして居る...
宮本百合子 「大きい足袋」
...もうろく頭巾をかぶっていた...
山本周五郎 「花も刀も」
...しかもスッカリ耄碌(もうろく)している上に...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...もうろく頭巾をかぶって...
吉川英治 「梅ちらほら」
...佐渡もすこし耄碌(もうろく)気味な...
吉川英治 「新書太閤記」
...耄碌(もうろく)されてしまったので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...老先生もひどく耄碌(もうろく)をしなされたわい...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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