...それを認めようが認めまいが...
海野十三 「人造人間の秘密」
...めまいが遊ばしたのだろうくらいに軽く考えて居りましたのに――』西医学博士談(博士は夫人の実兄である)『私が馳けつけた時には...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...中途半端な韜晦(とうかい)だ」「中途半端?」俺のあの精神のめまいも...
高見順 「いやな感じ」
...やっぱり怒れず、そのまま炎天の都塵、三度も、四度も、めまいして、自動車にひかれたく思って、どんどん道路横断、三里のみちを歩きながら、思うことには、人間すべて善玉だ...
太宰治 「二十世紀旗手」
...持病の眩暈(めまい)が起りまして...
田中貢太郎 「山姑の怪」
...眩暈(めまい)がした...
徳田秋声 「黴」
...眩暈(めまい)がしそうであった...
徳田秋声 「爛」
...文学的範疇の意義は実は掴めまい...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...眩暈(めまい)がして頭がふらふらしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...全身倦怠、頭痛、悪心(おしん)、嘔吐、眩暈(めまい)、脱力などという嫌な気持ちだ...
永井隆 「長崎の鐘」
...桂小五郎に似ざらしめまいとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...お釈迦様でも拝めまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...はじめくらくらとめまいを感じたが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...山山の肌は深海を覗くような暈(めまい)を感じさせる...
横光利一 「旅愁」
...身は雲の中でも駆けているような目眩(めまい)をおぼえ出しました...
吉川英治 「江戸三国志」
...先にひるまず丞相のお名も辱めまいと思われますが」と...
吉川英治 「三国志」
...「そちの狼藉を咎(とが)めまい...
吉川英治 「三国志」
...特に四天王に至ってはZ君はほとんど一顧の価値をも認めまいとしたが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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