...静かに空を渡って行く雲の脚(あし)が瞑眩(めまい)がするほどめまぐるしく見えたりして...
有島武郎 「或る女」
...それと共に瞑眩(めまい)を感ずるほどの頭痛をまず覚えた...
有島武郎 「或る女」
...非常な眩暈(めまい)に襲われた...
海野十三 「地球要塞」
...譲治はくらくらと眩暈(めまい)を感じました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...魚容は気抜けの余りくらくら眩暈(めまい)して...
太宰治 「竹青」
...めまいするほどの不快な戦慄に襲われる有様で...
太宰治 「人間失格」
...………………行為ノ後デ今暁物凄イ眩暈(めまい)ヲ感ジタ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...眩暈(めまい)は一日で効験が現われる...
谷崎潤一郎 「鍵」
...遥か真下に糸のような細さに見える渓流(けいりゅう)をちょっと覗いただけでたちまち眩暈(めまい)を感ずるほどの高さである...
中島敦 「名人伝」
...落ちるほど眩暈(めまい)もしなかったんで...
夏目漱石 「坑夫」
...眩暈(めまい)と激烈なる頭痛とに悩まされて...
野中到 「寒中滞岳記」
...決めまいが私の一時一瞬の生活も...
葉山嘉樹 「氷雨」
...その疑いが疑いであることをみとめまいとして抵抗するんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...膝頭にめまいが来るようなふらふらしたものを覚え...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...なんだか眩暈(めまい)がしそうだと云う性(たち)でしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...赤豆飯(あかまめまい)を食えよと大きな声で呼びまわるという...
柳田国男 「山の人生」
...つきあげてくる怒りでめまいがしそうになり...
山本周五郎 「さぶ」
...人の中には住めまいが」彼は自身いうが如き好人物であった...
吉川英治 「三国志」
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