...殺したくなれば殺しても進んぜるよ」葉子はその最後の言葉を聞くと瞑眩(めまい)を感ずるほど有頂天になった...
有島武郎 「或る女」
...それを認めようが認めまいが...
海野十三 「人造人間の秘密」
...くらくらっとめまいがした...
高見順 「いやな感じ」
...めまいがして、舞台にぶったおれそうになった...
太宰治 「正義と微笑」
...時々めまいがして卒倒したり...
田中英光 「さようなら」
...眩暈(めまい)を起こさせるほどの諧調(かいちょう)の上に彼を取り残した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...江柄三十郎眩暈(めまい)がするように思いましたが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...血の道をね?」「眩暈(めまい)がして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...セエラはこの夢から覚めまいと思って...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...いまや心をすっかり奪われてしまうほどの興味を感じているこのせんさくをやめまいと堅く決心しながら...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...その豪奢(ごうしゃ)な有様は予の目を奪い眩暈(めまい)せしめたのであった...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...めまいがして遊泳の平均した姿勢を失っていると彼女は言い...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...前例の不幸を再びなめまいとして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そう思ったとたんに、めまいは、しなくなりました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...眩暈(めまい)をこらえてまた起き直り...
吉川英治 「剣難女難」
...一人の幼友達と見るような眼で、「その深傷(ふかで)では、酒はのめまいが、杯だけを持て...
吉川英治 「私本太平記」
...両国のくさびを弛(ゆる)めまいと努めた...
吉川英治 「新書太閤記」
...軽い眩暈(めまい)を感じた...
蘭郁二郎 「魔像」
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