...その後は時々眩暈(めまい)を感ずるようになった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...恐らく此矛盾は魂が肉體と共に在る間永久に人間を惱ますことを止めまい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...眩暈(めまい)がして倒れそうになったが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...眩暈(めまい)がするほどの嶮(けわ)しい水の斜面をまっすぐに走り下って...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...殺してやる」精神的なめまいがこのとき俺を襲ったのである...
高見順 「いやな感じ」
...見ているとめまいを起こすほどであるが...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...眩暈(めまい)を感じながら...
直木三十五 「南国太平記」
...私は眩暈(めまい)を感じて倒れかかり...
中島敦 「光と風と夢」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...めまいで苦しみ、6つの症状、すなわち、咳、下痢、側痛、しわがれ声、食欲不振、熱、にかかった患者、または熱、咳、出血、の3症状の患者を、有名になりたいいかなる医師も、治療してはいけない...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...何にか新しい暗示でも掴めまいものでもあるまいと言つた心持で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼に眩暈(めまい)を覚えさせた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...かつて「聞く説(なら)く奈落の底に沈みなば刹利(せつり)も首陀(しゅだ)も異ならざるなり」と詠みたまいしを空海がかく悟りてこそ「如来位までは成り登るなり」と讃めまいらせたなどを攷(かんが)うるとよほど得脱した方と察したてまつる...
南方熊楠 「十二支考」
...はじめくらくらとめまいを感じたが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...好んでみずからこの“意地ずく”のかたちを周(まわ)りに拵(こしら)えていたものであることは否めまい...
吉川英治 「私本太平記」
...まだのみこめまい...
吉川英治 「私本太平記」
...胸のわるいめまいと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そんな不吉な幻が私に軽い眩暈(めまい)を感ぜしめた...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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