...これ以上始末におえぬ状態はめったにない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...めったにないんだよ...
江戸川乱歩 「大金塊」
...わたしはこれほど有望な立場のうえで同胞と会ったことはめったにない――彼の話すすべてのことはそんなに単純でそんなに真実であった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...こういう所へ連れて来てくれたことはめったにない...
谷崎潤一郎 「鍵」
...しかし頭へ金属の鉢巻(はちまき)をしてまでも聞きたいと思うものはめったにないようである...
寺田寅彦 「路傍の草」
...自分のためになり得る者を愛することはめったにない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...めったにないことに娘の花世が急に熱を出し...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...全体をね……なんでもいいから真面目につくっていただきたいわ」「どういうお向きなのでしょう」めったにないことにママが顔をしかめた...
久生十蘭 「だいこん」
...めったにないものである...
古川緑波 「清涼飲料」
...めったにない騒ぎであらう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...肉体的地盤がめったにない一族...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...こんなひどい場所に住んでいるのなどはほかにめったにないでしょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またこれくらい約束を果さないやつもめったにない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大儀大儀」褒め惜しみのつよい家康が、こんなに褒めたことは、めったにない...
吉川英治 「新書太閤記」
...めったにない、暖かな冬日和(びより)である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...小丹波や大菩薩を越えてくる者はめったにない...
吉川英治 「野槌の百」
...それはとても大きな熊だった」「あんな大きなのはめったにないよ」バウンがそう相鎚(あいづち)をうって...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
...外国の日本人経営のクラブとかレストランでは先例によって女を雇入れることはめったにないことなのだが...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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