...よろめく足を踏みしめて...
大町桂月 「月譜」
...一種お芝居めく形式事にすぎなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...8.嵐にざわめく森...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その敷蒲団を若紫は手早くひょいとめくって...
高見順 「いやな感じ」
...夕日に晃(きら)めくであろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...印度洋の彼(かの)不可思議(ふかしぎ)な色をして千劫(せんごう)万劫(まんごう)已(や)む時もなくゆらめく謎(なぞ)の様な水面(すいめん)を熟々(つくづく)と見て居れば...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...面白い話が一つある、叔父さんかなんかのために鎧(よろい)をこしらえていたが、その出来が遅いと言って怒られた、その晩、先生素裸(すっぱだか)で、黒の桔梗笠(ききょうがさ)をかぶって、お盆の上へ蕎麦(そば)を一杯恭(うやうや)しく盛り上げ、そいつを目八分に捧げて、その叔父さんかなにかのところへ出かけて、まじめくさって、門口に突立っていたものだから、みんなギャッと言って肝をつぶしたことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...締括(しめくく)りのない紐(ひも)をだらだらと嬾(ものうく)も垂らした傍(かたわ)らに...
夏目漱石 「虞美人草」
...Kはそれ以上めくるのをやめ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...いやにだだッ広くなった舗道(ペーヴメント)の上でゆらめくものはといえば...
久生十蘭 「魔都」
...*暦の別の個所をめくった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...どよめく程入ったんだが何しろ回数アホれないので――それに割引もあるとかで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本をめくって思い出した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...書いた譜面をいらいらとめくっているし...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...手に持った聖書がひとりでにめくれて表紙の見返しが現われ...
三好十郎 「その人を知らず」
...十五年二月廿二日御当家御攻口(おんせめくち)にて...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...立兵庫(たてひょうご)にきらめく銀の簪(かんざし)が一本...
吉川英治 「江戸三国志」
...わめく者、うめく者が、戦場のごとく入り乱れていて、重喜の驚きを、呆然(ぼうぜん)のままにさせてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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