...たちまちめきめきと家が傾(かし)いで...
芥川龍之介 「疑惑」
...上野(うえの)の音楽学校にはいってヴァイオリンのけいこを始めてから二か月ほどの間(あいだ)にめきめき上達して...
有島武郎 「或る女」
...めきめきという音がするばかりで...
海野十三 「怪塔王」
...その頃からたださえ多くもない患者がめきめきと減って行った...
大阪圭吉 「三狂人」
...英語(えいご)の力(ちから)がめきめきとすすんでいきました...
高山毅 「福沢諭吉」
...鄭宰相が陰(いん)に陽(よう)に推輓(すいばん)してくれるのでめきめきと栄達(えいたつ)した...
田中貢太郎 「悪僧」
...青柳はよくめきめき娘に成ってゆくお島の姿形(すがたかたち)を眺めて...
徳田秋声 「あらくれ」
...この二三年めきめき肥(ふと)って...
徳田秋声 「縮図」
...めきめきと流行児になっているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...この二三年めきめきと仕上げた店でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...めきめきと美しさが光を放つて來た...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...俺は今若木の枝が芽を吹くやうにめきめきと世の中に延びて行く...
平出修 「瘢痕」
...めきめきとこの人の本然の持ち味は開花した...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...家はめきめき軋(きし)み...
水上滝太郎 「九月一日」
...めきめき自身の階級としての力...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...なおその上に呂昇の前で一段語って(大した心臓である)悪いところを直して貰うのだからめきめき上達したことはいうまでもない...
武者金吉 「地震なまず」
...泰助の評判がめきめき善くなってきた...
山本周五郎 「思い違い物語」
...詠草の成績もめきめきとあがった...
山本周五郎 「日本婦道記」
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