...めいめいの驢馬に鞍をかけ...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...めいめいにお返事をしました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...自分の洋服や靴下はめいめいで整理するのだそうでございます...
谷崎潤一郎 「細雪」
...めいめいが勝手な解釈をする現代劇の演出と違って...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...めいめい作品を持ち寄ったりもして...
徳田秋声 「縮図」
...めいめいかってな所へすわる...
夏目漱石 「三四郎」
...皆は何を考えているのかしら? 皆はミンチン先生が好きなのかしら? めいめいの課業に精を出しているのかしら? みんな私のパパさんみたいなパパさんを持っているのかしら? などと思ってもみました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...塾の何十人と云(い)う生徒に銘々(めいめい)その版本を持たして立派に修業の出来るようにしたのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その先生が皆にめいめいの好きな人物を描いてみろと云って描かせた絵の中で...
堀辰雄 「幼年時代」
...この中庭から一つ建物に住んでいる多数の家族がめいめいの借部屋へ出入りする...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...そしてあの姉弟はもうつかれてめいめいにぐつたり席によりかかつて睡つてゐました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...めいめいの財布は空となって...
宮本百合子 「合図の旗」
...めいめい一人ずつの婦人通信員をこしらえよう!各支部が指導する文学サークルに...
宮本百合子 「国際無産婦人デーに際して」
...子供を励ましてめいめいの門庭(もんてい)を打ちまわらせ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...めいめいの着物を織ろうとしていたという話になっているのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...めいめいに一握りか二握りのお茶の新芽を手に入れると...
夢野久作 「狂人は笑う」
...各(めいめい)も...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...一気にずたずたに斬ってしまうつもりでいるらしい――めいめいのその眼(まな)ざしであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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