...一家がむつまじくちゃぶ台のまわりを囲んで...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...むつまじくかわしていた世間話すら途絶えさして...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...しかしむつまじくじりじりと過ぎて行く...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...おたがいむつまじくして来たひとたちのなかに...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...二人は本当の新婚者の様に、恥かし相に顔を赤らめながら、お互の肌と肌とを触れ合って、さもむつまじく、尽きぬ睦言(むつごと)を語り合ったものでございますよ...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...仲むつまじく眠っていた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...檻の中の男女がさもむつまじく話し合っている有様を見せつけられて...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...むつまじくくらしました...
高山毅 「福沢諭吉」
...侍女のお春に酌をさせて夫婦仲むつまじく盃(さかずき)の遣(や)り取りをしていた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...夜(よる)は御きょうだい三人にてむつまじくおくのまへおん入りあそばし...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
......
種田山頭火 「旅日記」
...兄弟もむつまじくなるものじゃ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...こうして仲むつまじく...
中里介山 「大菩薩峠」
...むつまじく交尾するのもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...むつまじく語り合うことを言うのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...むつまじく飲んでいるうちに...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
...ドーデエは妻と大変むつまじく暮して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むつまじく暮らしてくれ」と力をこめて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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