...二人はむつまじくそこに移り住む事になった...
有島武郎 「或る女」
...一家がむつまじくちゃぶ台のまわりを囲んで...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...しかしむつまじくじりじりと過ぎて行く...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...仲むつまじく眠っていた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...檻の中の男女がさもむつまじく話し合っている有様を見せつけられて...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...仲むつまじく連れそってきた姉の夫...
田中英光 「野狐」
...夜(よる)は御きょうだい三人にてむつまじくおくのまへおん入りあそばし...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...なにとぞ御夫婦仲がおんむつまじくまいりますように...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...そして密(マヽ)柑があつて(白船居)どうやら霽れさうな松のみどり沖から白帆の霽れてくる埋立地のそここゝ咲いてゐる頬かむりして夏めく風にそよいでる棕櫚竹の一本を伐る西瓜とパヽイヤとさて何を添へようか(白船居)春蘭そうして新聞むつまじく白髪となつてゐられる□星も見えない旅をつゞけてゐる□・岩へふんどし干してをいて・若葉のしづくで笠のしづくでよく話した...
種田山頭火 「行乞記」
...てふてふも草の葉のよみがへる雨・虫はなんぼでもぶつかつてくる障子の灯かげ・ここにも工場建設とある草しげる・土に描いて遊ぶ子のかげもむつまじく六月十二日早朝...
種田山頭火 「其中日記」
...兄弟もむつまじくなるものじゃ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...かの百姓夫婦のむつまじく語れる面影は眼前(めさき)に浮かび...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...一家むつまじく暮らしていたことだろうか? 大人はなごやかな家庭をもっている...
永井隆 「この子を残して」
...こうして仲むつまじく...
中里介山 「大菩薩峠」
...後はミケとトラとの二ツになったがこの度はこれが相棒でむつまじく遊びあるいている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...睦敷(むつまじく)すればの心にも協う...
福沢諭吉 「女大学評論」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...むつまじく飲んでいるうちに...
宮本百合子 「田舎風なヒューモレスク」
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