...そうなるといつまでも黙りむっつりとして其の日教わって来た数学の定理の証明を疑ってみたり...
海野十三 「三角形の恐怖」
...外の事務員達は、てんでに冗談をいいあったり、不平をこぼしあったり、一日ざわざわ騒いでいるのに、T丈(だ)けはその仲間に加わらないで、退出時間が来るまでは、むっつりとして、こつこつ仕事をしていました...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...オホホホホ桃子さんとのことが」本庄はむっつりと口を結んだ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魔性の女」
...」とメリウェザー氏はむっつりと言う...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...いつもむっつりとしていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...むっつりと黙り込んでしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...むっつりとして眼を外らすこともあった...
豊島与志雄 「変な男」
...しんねりむっつりと構えている僕などの態度は...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ちょっと外へくびを出して町通りを見てごらんよ」巳之助はむっつりと入口の障子(しょうじ)をあけて...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...いつもむっつりと仕事をしている...
新美南吉 「名なし指物語」
...むっつりと頑固におし黙って...
久生十蘭 「キャラコさん」
...むっつりと口をはさんだ...
久生十蘭 「金狼」
...むっつりと言った...
久生十蘭 「金狼」
...眉根に皺(しわ)を寄せてむっつりと押し黙っているのだ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...むっつりと絵ばかり描いていて...
久生十蘭 「予言」
...」むっつりと答えた「その子なら入れ替わりに辞めていきましたよ...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...そこで平蔵はむっつりと黙りこんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...むっつりとふきげんな眼をして溜息ばかりついていた父...
山本周五郎 「柳橋物語」
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