...むっつりと暗闇の中で物を想いだした...
池谷信三郎 「橋」
...そうなるといつまでも黙りむっつりとして其の日教わって来た数学の定理の証明を疑ってみたり...
海野十三 「三角形の恐怖」
...しばらくむっつりと黙りこんでいたが...
江戸川乱歩 「影男」
...なにもしないでむっつりとした顔をしていた...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...男は幾分むっつりと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...むっつりとめしを喰っていた妹が...
徳永直 「冬枯れ」
...むっつりとした人物で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いつもむっつりとしていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一人でむっつりとやたら飲みをしては...
豊島与志雄 「狐火」
...むっつりとした顔をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...しんねりむっつりと構えている僕などの態度は...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ちょっと外へくびを出して町通りを見てごらんよ」巳之助はむっつりと入口の障子(しょうじ)をあけて...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...いつもむっつりと仕事をしている...
新美南吉 「名なし指物語」
...どんな用事だ」鶴がむっつりと...
久生十蘭 「金狼」
...」むっつりと答えた「その子なら入れ替わりに辞めていきましたよ...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...ふだんからむっつりとして...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...」笑いもせずむっつりと云う久慈に矢代は顔を赧らめ...
横光利一 「旅愁」
...親方がむっつりとして...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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