...東北人のねんじりむっつりしたその気象が...
有島武郎 「或る女」
...むっつりした男であった...
梅崎春生 「狂い凧」
...むっつりした邪険な...
大阪圭吉 「死の快走船」
...」彼は前よりももっとむっつりした調子でこう言ったまま...
大杉栄 「日本脱出記」
...このむっつりした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...むっつりしたまま売台(カウンタ)の向うに立った...
谷譲次 「踊る地平線」
...いつものむっつりした言い方で...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...律気なむっつりした男でした...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...むっつりした兄さんに抱かれて...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...父はむっつりした様子で...
豊島与志雄 「父の形見」
...与平はむっつりしたまま札(さつ)を数えながら...
林芙美子 「河沙魚」
...ときどき汗を拭きながらむっつりした顔で歩いているのが袖格子(そでごうし)の隙間から見えた...
久生十蘭 「無月物語」
...もとのむっつりした夢想癖に戻ったのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...むっつりした夫と...
室生犀星 「みずうみ」
...しんねりむっつりした少年で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...そして持前のしんねりむっつりした様子で...
森鴎外 「独身」
...ぎ州がむっつりした声で――そっぽを向いたまま呟(つぶや)いた...
山本周五郎 「留さんとその女」
...養子とは反対の太っ腹なむっつりした男で...
横光利一 「夜の靴」
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