...むっつりした顔でもどってくると...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...主人のむっつりした態度は...
梅崎春生 「狂い凧」
...御主人は焼夷弾の直撃でなくなられたようですよ」「直撃でねえ」むっつりした主人の表情を...
梅崎春生 「狂い凧」
...」僕は彼のむっつりした返事を少々意外に思った...
大杉栄 「日本脱出記」
...」彼は前よりももっとむっつりした調子でこう言ったまま...
大杉栄 「日本脱出記」
...いつものむっつりした言い方で...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...律気なむっつりした男でした...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...むっつりした兄さんに抱かれて...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...大きな赤ら顔、つき出た眉(まゆ)、くぼんだ小さな眼、小鼻がふくれ先が太い短い鼻、重々しい頤(あご)、むっつりした口、そういう醜く賤(いや)しい面貌は、彼自身にとっては他人である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...むっつりした顏をして...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...与平はむっつりしたまま札(さつ)を数えながら...
林芙美子 「河沙魚」
...ときどき汗を拭きながらむっつりした顔で歩いているのが袖格子(そでごうし)の隙間から見えた...
久生十蘭 「無月物語」
...むっつりした顔で...
火野葦平 「花と龍」
...無口のむっつりした武骨な顔には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...しんねりむっつりした少年で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...そして持前のしんねりむっつりした様子で...
森鴎外 「独身」
...ぎ州がむっつりした声で――そっぽを向いたまま呟(つぶや)いた...
山本周五郎 「留さんとその女」
...」といきなりその青年はむっつりした顔で畳み込むように訊ねた...
横光利一 「旅愁」
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