...むっつりした男であった...
梅崎春生 「狂い凧」
...そのとき事務室の扉があいて佐和山女史のむっつりした顔があらわれた...
海野十三 「階段」
...むっつりした邪険な...
大阪圭吉 「死の快走船」
...」彼は前よりももっとむっつりした調子でこう言ったまま...
大杉栄 「日本脱出記」
...このむっつりした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...むっつりしたまま売台(カウンタ)の向うに立った...
谷譲次 「踊る地平線」
...いつものむっつりした言い方で...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...しんねりむっつりした爺さんのところでは...
徳田秋声 「爛」
...むっつりした兵さんは...
徳永直 「あまり者」
...大きな赤ら顔、つき出た眉(まゆ)、くぼんだ小さな眼、小鼻がふくれ先が太い短い鼻、重々しい頤(あご)、むっつりした口、そういう醜く賤(いや)しい面貌は、彼自身にとっては他人である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...父はむっつりした様子で...
豊島与志雄 「父の形見」
...むっつりした顏をして...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...ときどき汗を拭きながらむっつりした顔で歩いているのが袖格子(そでごうし)の隙間から見えた...
久生十蘭 「無月物語」
...むっつりした顔で...
火野葦平 「花と龍」
...むっつりした夫と...
室生犀星 「みずうみ」
...しんねりむっつりした少年で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...養子とは反対の太っ腹なむっつりした男で...
横光利一 「夜の靴」
...」といきなりその青年はむっつりした顔で畳み込むように訊ねた...
横光利一 「旅愁」
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