...むっつりした顔でもどってくると...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...主人のむっつりした態度は...
梅崎春生 「狂い凧」
...御主人は焼夷弾の直撃でなくなられたようですよ」「直撃でねえ」むっつりした主人の表情を...
梅崎春生 「狂い凧」
...そのとき事務室の扉があいて佐和山女史のむっつりした顔があらわれた...
海野十三 「階段」
...」僕は彼のむっつりした返事を少々意外に思った...
大杉栄 「日本脱出記」
...むっつりした兵さんは...
徳永直 「あまり者」
...むっつりした兄さんに抱かれて...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...そのむっつりした唇は動いてきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...父はむっつりした様子で...
豊島与志雄 「父の形見」
...むっつりした好青年で...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...ときどき汗を拭きながらむっつりした顔で歩いているのが袖格子(そでごうし)の隙間から見えた...
久生十蘭 「無月物語」
...もとのむっつりした夢想癖に戻ったのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...無口のむっつりした武骨な顔には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...むっつりした隆治さん...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...冷やかな・むっつりした・顔つきが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ぎ州がむっつりした声で――そっぽを向いたまま呟(つぶや)いた...
山本周五郎 「留さんとその女」
...養子とは反対の太っ腹なむっつりした男で...
横光利一 「夜の靴」
...」といきなりその青年はむっつりした顔で畳み込むように訊ねた...
横光利一 「旅愁」
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