...ゆびきり指(ゆび)をむすびて「マリヤさまゆめゆめうそはいひませぬ」おさなききみはかくいひて涙うかべぬ...
竹久夢二 「どんたく」
...ゆめゆめ思えない...
中島敦 「光と風と夢」
...この言(こと)ゆめゆめおろそかにする勿(なか)れ...
中原中也 「山羊の歌」
...ゆめゆめ奥方と御仲違いを遊ばしませぬよう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その冷執陰険なることはユウゴオの「噫無情(レ・ミゼラーブル)」に登場するかのジャヴェル探偵にもゆめゆめ劣らぬ事はすでに述べた...
久生十蘭 「魔都」
...一 嫉妬の心努(ゆめゆめ)発(おこ)すべからず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...貪慾の心は努(ゆめゆめ)発す可らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...故に夫婦苦楽を共にするの一事は努(ゆめゆめ)等閑(なおざり)にす可らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...我輩の敢て保証する所にして努(ゆめゆめ)疑ある可らずと雖も...
福沢諭吉 「女大学評論」
...努(ゆめゆめ)吾(わが)維新(いしん)の挙動(きょどう)を学んで権道(けんどう)に就(つ)くべからず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...報奨欲しくないということでは、ゆめゆめないが、それなら長らく懸想した女、どこにもおりませんでしたと、嘘ついて手ぶらで帰ってゆこうか...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...疎略の儀ゆめゆめあるべからず...
三木清 「親鸞」
...慎矣慎矣(ゆめゆめ)...
南方熊楠 「十二支考」
...早くも瓦壊せられようとはゆめゆめ想わなかったであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...だが「即」と「同」とをゆめゆめ同じだと受取ってはならない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ゆめゆめ軽々しく戦うなよ」黄河(こうが)を渡(わた)る一顔良(がんりょう)が討たれたので...
吉川英治 「三国志」
...ところが、デウス右近はローマにおいても日本の使徒として絶対の聖(セント)ですからね、ゆめゆめ、そういう女性関係なんかはないとしてるんだな、信徒の間ではですよ、だが、右近その者を、よく調べてみると、そんなに純潔でもないらしい...
吉川英治 「小説のタネ」
...努々(ゆめゆめ)...
吉川英治 「源頼朝」
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