...むっつり佇(たたず)んでいるだけだった...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...むっつりした顔でもどってくると...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...むっつり顔でウィスキーをすするブロズキーを見ながら...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...むっつりの寡黙居士(かもくこじ)になるより他は無いのである...
太宰治 「惜別」
...むっつりしたまま売台(カウンタ)の向うに立った...
谷譲次 「踊る地平線」
...大きな赤ら顔、つき出た眉(まゆ)、くぼんだ小さな眼、小鼻がふくれ先が太い短い鼻、重々しい頤(あご)、むっつりした口、そういう醜く賤(いや)しい面貌は、彼自身にとっては他人である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...むっつりと黙り込んでしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...むっつりと黙りこんでしまうのだ...
豊島与志雄 「自由人」
...四五日むっつりと黙り込んでいた...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...お世辞を言われてもただむっつりしていました...
豊島与志雄 「水甕」
...私は灰皿を土間に投げ捨て、むっつりと、おばさんを弓子の室に導いた...
豊島与志雄 「紫の壜」
...両親にはむっつりして...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...無感覚なようすでむっつりと腕を組み...
久生十蘭 「海豹島」
...むっつりと黙りこんでしまった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...しんねりむっつりと黙りこんでしまう...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...至極真面目(まじめ)なむっつり屋なのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いつもむっつりとして...
山本周五郎 「藪落し」
...むっつりしているものばかりだ...
横光利一 「欧洲紀行」
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