...四足目は軟いむっちりした肉体を踏みつけた...
有島武郎 「カインの末裔」
...直ぐにむっちりと弾力のある乳房が手に触れたが...
海野十三 「白蛇の死」
...肌目(きめ)のよい天鵞絨(びろうど)のようにむっちりと敷き詰って...
大阪圭吉 「死の快走船」
...そのまま大根のむっちりした肉つきに感じるのはこの時で...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ひざのうえにむっちり肥った十八カ月の子供と...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...むっちりと、粘着する様な下腹の白い餅肌(もちはだ)には一人の唐子(からこ)がその乳房を求めて、小さな両手を差し上げて居る...
富田常雄 「刺青」
...臀から股のあたりにむっちりとみがはいっていた...
豊島与志雄 「月明」
...むっちりと張り切った大きな乳房で...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...むっちりとした余裕を得た時...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ロッティのむっちりした手をとり...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...病的にむっちりと白い腕も袖がまくれて露(あら)わに布団の上に投げていた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...白くむっちりと膨(ふく)れた胸を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...むっちりと肥えた四十路(よそじ)がらみのひとだった...
吉川英治 「私本太平記」
...頬の肉はむっちりと厚く...
吉川英治 「新書太閤記」
...相手のむっちりと盛りあがった胸を...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...今じゃどうだい! お前さんのむっちりと白いからだは...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...そのむっちりとした胸は...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...二抱え三抱えに及ぶ夫等(それら)の大きな老木がむっちりと枝を張って見渡す野原の其処此処に立っている...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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