...手にもったむちは...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...夢中(むちう)に成(な)つて...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...山賊の手下たちの無智(むち)な冗談に思わず微笑(ほほえ)み...
太宰治 「新釈諸国噺」
...舞台の柱にしばられて胡麻塩髯(ごましおひげ)の老人に鞭(むち)でひっぱたかれたりするのだ...
太宰治 「惜別」
...鞭(むち)を持った手を狂気のようにふっています...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...死屍(しし)を鞭打(むちう)つようで心苦しいが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...振り回す鞭(むち)のようにしわっても...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...大勢(おほぜい)の中(なか)に居(ゐ)れば御酒(ごしゆ)の香(か)に醉(ゑ)ふて夢中(むちう)になるも知(し)れませぬから...
樋口一葉 「にごりえ」
...鞭(むち)を使って鎮めるのに慣れていたので...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...こうして自分の無気力な気持に鞭(むち)うちつつその日頃の出来事をつとめて有りのままに書きはじめているのだ...
堀辰雄 「楡の家」
...第一のむちがふるわれて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...むちを手からうばった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...むちですって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...後者は片輪な精神の錯乱から生ずるものであるから、心の中を、むちゃくちゃに、あてどもなく泳ぎまわる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けづめでカモをむちゃくちゃにひっかいたものですから...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ならずもの」
...鞭(むち)うつような気持だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...むちゅうでさけびながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...と夢中(むちゅう)にまでいっているのだよ」「まあ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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