...悪意を心のなかで拒むだけでは不十分である...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...そのようなことは所詮人間の力でできることではないと悟つてからはむだな努力を抛棄したから...
伊丹万作 「わが妻の記」
...どうしたんです」「むだなんだ...
海野十三 「恐竜島」
...むだな喜びをしただけに...
太宰治 「新釈諸国噺」
...酒も飲むだろう...
太宰治 「惜別」
...むだなようでもこうした実写映画では観客の頭の中へ空間的時間的な橋をかけながら進行するように希望したいのである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...夜具も一組は持ち込むだろう...
徳田秋声 「新世帯」
...金の濫費(むだづかい)であった...
徳田秋声 「挿話」
...――あの人はいつも酒を飲むだけで...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...ジュリアンは時間を無駄(むだ)に費やしてはいなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...風に追いやられた雲の列が盛(さかん)に煤煙(ばいえん)を吐(は)く製造場(せいぞうば)の烟筒(けむだし)よりも遥(はるか)に低く...
永井荷風 「すみだ川」
...山に入って猛獣毒蛇とも親しむだけの天才を持った小僧だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの連中はむだな仕事をしないですむし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...吹き飛されずに済むだらう...
牧野信一 「鬼の門」
...そのうちに、飲むだけ飲むと、ごろりと横になって寝てしまった...
吉川英治 「三国志」
...人の心をよくつかむだけを習うがいい」「義詮がこれと頼みにしてよい人物は...
吉川英治 「私本太平記」
...それは無駄(むだ)だぞ――と...
吉川英治 「神州天馬侠」
...むだではございません」「この方のいま申したことに二言はない...
吉川英治 「新書太閤記」
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