...悔恨の涙にむせび泣く若いフランシスを見た...
有島武郎 「クララの出家」
...喜びと感謝のあまりむせび泣くベートーヴェンの姿には...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...婦人はむせび泣くのだった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...自らの説明に感激しむせび泣く...
太宰治 「小説の面白さ」
...むせび泣く魂もちろん...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
......
立原道造 「優しき歌 ※[#ローマ数字1、1-13-21]・※[#ローマ数字2、1-13-22]」
...忍び音にむせび泣く...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...(むせび泣く)トレープレフ ニーナ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...静かにむせび泣く...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...とぎれがちなむせび泣くような声で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...」マリユスのむせび泣く声が聞こえた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...むせび泣くのもある...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...無い歯を噛みしめながらむせび泣くのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若い人妻はむせび泣くように見えるのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...むせび泣くような風の音だけが聞えました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...わけをきかなければなかなかわけの分らない名でありながら私はこの名を低く口に繰返して不思議にむせび泣く様な気持になる...
宮本百合子 「悲しめる心」
...部屋のなかで人々のむせび泣く声がしていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...哀訴しむせび泣くようなあの声が聞える...
山本周五郎 「柳橋物語」
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