...すぐ口じりにむごたらしい皮肉な微笑をたたえた...
有島武郎 「或る女」
...なぜそれほど平気でむごたらしいことをやるか...
海野十三 「火星兵団」
...むごたらしいことでもやってのける...
海野十三 「火星兵団」
...むごたらしい言葉をつかわないと...
海野十三 「太平洋魔城」
...随分(ずいぶん)むごたらしい目に会わせた相手がないではなかった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...こんなむごたらしい目にあわせた奴は...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...そういうむごたらしい点にあるのではなくて...
江戸川乱歩 「悪霊」
...あのむごたらしい...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...何というむごたらしいことだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...聞くに堪えないようなむごたらしい話だが...
高見順 「いやな感じ」
...一人の女をむごたらしい運命から防いでやれる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...むごたらしい人間の私は...
寺田寅彦 「子猫」
...そのキリシタンに信仰を棄てさせることがどうしてもできぬと知った役人は昔ながらのむごたらしい拷問を加えて弾圧しましたけれども...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...「ひどい事をしやがる」「こんなむごたらしい事をする野郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...むごたらしい殺し合いが始まったのでございます」「だれがだれを殺したのだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この意見の違いから起る戦争ほど気狂じみてむごたらしいものはありません...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...月にひとすじのむごたらしい縄が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...首から血を噴き出しているむごたらしい妃の姿を描いたものがある...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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