...ただ折々(おりおり)の消息(たより)をきいて楽(たの)しむことに致(いた)しましょう...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...粗朶(そだ)がぶしぶしと燻(い)ぶるその向座(むこうざ)には...
有島武郎 「カインの末裔」
...止(や)むことを得ず...
泉鏡花 「薄紅梅」
...「せですむことを!」彼は立ち上り...
梅崎春生 「記憶」
...ようやくにロロー殿下について「鉄水母」にのりこむことを承知したのであった...
海野十三 「海底大陸」
...ふと気がつくと、むこうの方から、二つのまるい光が、ひじょうなはやさで近づいてきました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...むこうからひとりの部下のやつがやってくるのに出あいましたが...
江戸川乱歩 「大金塊」
...判さへ押せばそれで済むことぢやないか...
高田保 「貸家を探す話」
...飛脚は女と嬰児を頼んでむこうの村にやり...
田中貢太郎 「鍛冶の母」
...あの男は出現したのです」オープンショウはむこう側の坊さんに目をみはつたが...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...深く深く思案に沈むことがある...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...これから一足も進むことができないのでございます……と...
中里介山 「大菩薩峠」
...また腕力を生むことになりはしないか?」「正義にはかないませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...畜生谷へ落ち込まんとして落ち込むこともなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時分東両国(むこうりょうごく)に...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...またむこうは訓練された三個中隊以上の正規兵がいるのにこちらはスペイン...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...尊長者に対(むこ)うて言うべき言葉でない...
二葉亭四迷 「平凡」
...」するとかれの頭越しにむこうをながめながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
便利!手書き漢字入力検索