...顔全体にむくみが来て...
有島武郎 「星座」
...胸の脈ゆたにむくみて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...現在のむくみのようなものに襲われない以前でも...
高見順 「如何なる星の下に」
...お顔のむくみも、前日あたりからとれていて、頬(ほお)が蝋(ろう)のようにすべすべして、薄い唇(くちびる)が幽かにゆがんで微笑(ほほえ)みを含んでいるようにも見えて、生きているお母さまより、なまめかしかった...
太宰治 「斜陽」
...阿芳の顔は蒼くむくみあがって...
田中貢太郎 「阿芳の怨霊」
...むくみのある強面で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...むくみが出るようになれば病人も長くはもたぬものだなどと台所のひそひそ話も耳にはいる...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...私の体のむくみは日によって減ったり増したり...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...これでむくみも減ると思うとそれが大きな青い丸薬のように見えた...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...顏に少しのむくみもなくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むくみから來る變貌で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足がむくみ始めた...
三浦環 「お蝶夫人」
...顔にも手足にも、むくみが來て、血色も思切ツて悪くなツた...
三島霜川 「昔の女」
...大変によくなって全身のむくみも取れ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...苔は苔のままむくみ上つてゐるところに...
室生犀星 「冬の庭」
...それは浮腫(むくみ)がとれたからだろう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...お脚のむくみのみか...
吉川英治 「私本太平記」
...顔のむくみも、いっこう退かないし、全身のだるさも、気が張っていた間はまだしも、山へかくれてからは、わが身をさえ、持て余すばかりだった...
吉川英治 「平の将門」
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