...すると斑犬はすぐ牙(きば)をむき出して...
芥川龍之介 「犬と笛」
...陰影のない照明をやるのに照明学に従って間接照明法を用いず電球を裸にむき出した儘(まま)の直接照明法で...
海野十三 「科学者と夜店商人」
...小さい眼をむき出して父を見つめるばかりで...
太宰治 「花火」
...その時料理人は眼をむき出して...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...むき出した眼玉が今にも飛び出すかと思われた...
寺田寅彦 「柿の種」
...それは歯をむき出している大きな犬で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...床はむき出しになってもうだれも寝られないようになっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人間の生活が今はむき出しで晒(さら)されていた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...白い歯をむき出して...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...突然歯をむき出して気たゝましい叫びと共に前脚を挙げて...
牧野信一 「写真に添えて」
...白い歯をむき出して...
牧野信一 「清一の写生旅行」
...しかしヨーロッパの精神に支那はそのむき出しのままの姿で深い感銘を与えている...
宮本百合子 「観光について」
...そのにせものの本来をむき出しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むき出しに云ってしまえば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それで自然とそっけない・正直な・むき出しの・言葉づかいになってしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...敵は絶えず歯をむき出しながらじりじりと引き退り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...むき出しにされた醜い色とりどりの膓(はらわた)のようにうごめいて光っている...
山川方夫 「その一年」
...むき出しに並んでいるのもあるが...
夢野久作 「能とは何か」
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