...いずれも犬のように歯をむき出しながら...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...多くの人々の頭はむき出しで...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...小さな一つ一つのみじめな景色が順々にむき出しにされて私達を迎える...
伊藤野枝 「転機」
...素顔をむき出しにしてやろうと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...むき出しになった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...あか土の地肌がむき出しになっている...
高見順 「いやな感じ」
...喜怒哀楽をむき出しに表現せず...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...壺がむき出しになっていて...
外村繁 「澪標」
...残酷なほどむき出しになるのだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...例外は強風で地面がむき出しになる所だが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...がらん洞なガラス戸棚の奥に貼った緑色の模様紙の褪(さ)めたのがいきなりむき出しになった...
「朝の風」
...むこう側の明るい書店に白線入りの制帽をかぶった数人の学生の姿が見えたり露店の花屋の前でむき出しの電燈に顔を近々と照らされながら並んで佇んで何か云っている夫婦づれの姿も見える...
「海流」
...むき出しな自然の動きと直面し対決してゆく...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...人間をむき出しにしている作品でしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」私は林檎の皮をむき出した...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...自分たちの意見をむき出しに示さないのを得意にしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...猿(さる)も同様にむき出しでもかかえて行けるが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...子に甘い半面をむき出しに見せていた...
吉川英治 「源頼朝」
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