...哲に添寝をして向うむきになつて居た...
有島武郎 「お末の死」
...脚をむき出しにした人力車夫達が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...どうもそういう性格がむきだしになっていけない...
海野十三 「暗号音盤事件」
...飛行島全体の秘密がむきだしにわかるというのではない...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...がらりとおもむきがかわって...
海野十三 「海底大陸」
...怪人がびっくりしてふりむきますと...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...御入手の趣(おもむき)...
太宰治 「虚構の春」
...彼女の愛情のひたむきなのを愛され...
田中英光 「さようなら」
...自然主義時代の仏蘭西(フランス)文学は自分にはかえって隅田川に対する空想を豊富ならしめた傾(かたむき)がある...
永井荷風 「夏の町」
...万歳の意義は字のごとく読んで万歳に過ぎんが咄喊となるとだいぶ趣(おもむき)が違う...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...その後(ご)その場におもむき実地踏査(とうさ)を遂(と)げたのに...
新渡戸稲造 「自警録」
...お松は眞つ赤になつて差しうつむきました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひたむきに平次を拝むのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...牙をむき出した感情にまで注意せよ...
萩原朔太郎 「宿命」
...参議(さんぎ)とか外務卿(がいむきょう)とか云(い)う実際の国事に当たのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...むきになって会釈する...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...あるいは後肢を伸ばして覆(うつ)むき臥し...
南方熊楠 「十二支考」
...南向(みなみむき)に庭を眺めて...
柳川春葉 「怪物屋敷」
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