...胸のむかつくのも癒(なお)りそうじゃない...
芥川龍之介 「上海游記」
...今日(けふ)もまた酒のめるかな!酒のめば胸のむかつく癖(くせ)を知りつつ...
石川啄木 「悲しき玩具」
...僕は例の男を一目見た時からむかつくほど嫌いでした...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...評論家には、このような謂わば「半可通」が多いので、胸がむかつく...
太宰治 「如是我聞」
...脚が重い、けだるい、胸がむかつく...
田山花袋 「一兵卒」
...胸がむかつく...
田山花袋 「一兵卒」
...胸のむかつくほど憎らしくなった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...「それであなたがたに図書室へ来て見てもらわなければならんということでしてな」オブリアンは胸がむかつくように感じながら...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...胸がむかつくようだ...
豊島与志雄 「囚われ人」
...胸がむかつくようなら...
豊島与志雄 「囚われ人」
...まあまあ人間万事からくり一つさ」その赭ら顔のむかつくやうな表情の男を...
原民喜 「氷花」
...あの尊大なレストー伯爵夫人が全くむかつく存在だが彼女なら...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その臭さに胸がむかつく...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...お前が子どもを幸せにするからむかつくっていうやつらとか...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...ほんまにほんまに話せん奴らばかりで俺(わい)らむかつくことばかりや...
正岡容 「寄席」
...T「むかつく奴居ないのか?」と怒鳴る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...おまえはまた、羽鳥の叔父や貞盛などが、何かやり出して来やしないか――とそれを心配しているのだな」「折々、いやな噂も聞きますので」「聞けば聞き腹で、おれも時には、むかつくが、しかし、奴等が何を策動しようと、先頃の上洛により、おれは正しく、太政官の法廷で、訴訟に勝っているのだからな...
吉川英治 「平の将門」
...しかし底に降りると恐ろしい胸のむかつくような臭気が鼻をついた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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