...胸のむかつくのも癒(なお)りそうじゃない...
芥川龍之介 「上海游記」
...今日(けふ)もまた酒のめるかな!酒のめば胸のむかつく癖(くせ)を知りつつ...
石川啄木 「悲しき玩具」
...僕は例の男を一目見た時からむかつくほど嫌いでした...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...評論家には、このような謂わば「半可通」が多いので、胸がむかつく...
太宰治 「如是我聞」
...「それであなたがたに図書室へ来て見てもらわなければならんということでしてな」オブリアンは胸がむかつくように感じながら...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...面(つら)に塗られた泥に對するむかつくような女々しい泣言に變っちまったんだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...胸がむかつくようだ...
豊島与志雄 「囚われ人」
...胸がむかつくようなら...
豊島与志雄 「囚われ人」
...フェルトがじつにたまらないほどむかつく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...その臭さに胸がむかつく...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
... さらに 戸だなに たたんで しまってあったはずの テーブルクロスまでが 出ていました ―― 夜ごはん(なり 朝ごはんなりの) したく というわけで ―― あの むかつく あなぐまトミーの しわざに ちがいありません...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...我も我もと乗りゃあがってこつとらは風呂屋の煙突を見たかてむかつくのや...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...ほんまにほんまに話せん奴らばかりで俺(わい)らむかつくことばかりや...
正岡容 「寄席」
...T「むかつく奴居ないのか?」と怒鳴る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...見るも胸がむかつくわ...
吉川英治 「剣難女難」
...憎悪に胸がむかつく程だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし底に降りると恐ろしい胸のむかつくような臭気が鼻をついた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...むかつくような厭らしい魔力が...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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