...むかつきやすい胃袋にとっては...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ややともすると胸がむかつきそうになる...
田山花袋 「一兵卒」
...「胸がむかつきそうやがな」私は急いで洗面器を持って来る...
外村繁 「日を愛しむ」
...胸がむかつき、息苦しくて、叫びました...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...徳義に逆らう吐気(むかつき)なしに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...『癪おさへ』といふのは吐気(むかつき)や腹痛の時にやるもので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...胸はむかつき、膝(ひざ)はよろめき、全心は対象のない、しかし堪えがたい恐怖に襲われた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...そのくせ舌の上にむかつきの味を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...かれの顔が肉体的なむかつきの表情にまでゆがめられたほどに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...僕が認識のむかつきと名づけているある物があります...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その胸のむかつきから(のが)れるように...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...そのときまた胸がむかつき...
山本周五郎 「追いついた夢」
...船よひに似たむかつきを覺えてきた...
吉川英治 「折々の記」
...義憤めいた感情のむかつきを...
吉川英治 「私本太平記」
...いぶかり以上なむかつきをすら覚えて...
吉川英治 「私本太平記」
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