...それともずっと遠いアラビアの無花果(いちじく)か?主人御土産(おみやげ)ならば何でも結構です...
芥川龍之介 「三つの宝」
...これを国への土産(みやげ)にすると...
泉鏡花 「海城発電」
...帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産(みやげ)に採って来ます」「私は一人で居るのはいやだ...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...おもしろいおみやげを持ってきたぜ...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...大屋さんへちょっと手土産(てみやげ)をする位で何んの面倒もなく引き移りました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...広重(ひろしげ)の絵本『江戸土産(えどみやげ)』によって...
永井荷風 「日和下駄」
...十枚ばかりおみやげに持っていったのが...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...飛んだみやげの拾い物をした...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...信如(しんによ)は机(つくえ)の引出(ひきだ)しから京都(きやうと)みやげに貰(もら)ひたる...
樋口一葉 「たけくらべ」
...「栄さんのお土産(みやげ)」と言って...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...たった一本であったがおみやげにと遠慮しながら出した...
宮城道雄 「耳の日記」
...おみやげの饅頭が腐るとか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...伊東やへ行って子供たちへのおみやげ買って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...土産話(みやげばなし)にするのが待ち遠いので...
森鴎外 「かのように」
...蜂屋様(はちやさま)」「まだ何か用事があるか」「土産(みやげ)で思いだしました...
吉川英治 「江戸三国志」
...秀吉のやつに取りいるお土産(みやげ)を...
吉川英治 「神州天馬侠」
...さっそく都の土産物(みやげもの)など持って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先頃父が都から土産(みやげ)にと齎(もたら)して来た絵巻物の絵詞(えことば)を...
吉川英治 「源頼朝」
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