...」「みやげが欲しけりやア...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...玉蜀黍(もろこし)を二人互ひに土産(みやげ)かな老の耳露ちる音を聞き澄ます八月二十二日 山中湖畔下(さが)り山(やま)...
高浜虚子 「六百句」
...一日重い土産物(みやげもの)などを両手にさげて探し廻ったこと...
近松秋江 「霜凍る宵」
...その他いろいろな品物をみやげにもらって...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...色よき返事このようにと心に祝いて土産(みやげ)に京都より買(こ)うて来し友染縮緬(ゆうぜんちりめん)ずたずたに引き裂きて屑籠(くずかご)に投げ込みぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...定期市の土産物(みやげもの)まで持って来るのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「おみやげ」「なあに?」福村は懐ろからふくさ包を取り出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...なお何かと手土産(てみやげ)ようのものをブラ下げて帰って来ての話に...
中里介山 「大菩薩峠」
...汽車の中でみやげに買った栗(くり)を一人でさんざん食った...
夏目漱石 「三四郎」
...それでは冥土(めいど)の土産(みやげ)に聞かしてやろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...江(え)の島(しま)に遊んだ土産(みやげ)として...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...「栄さんのお土産(みやげ)」と言って...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...宰相は京から携えて来た心をこめた土産(みやげ)を源氏に贈った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...高松みやげに拝聴して帰りたいと思いますが...
山本周五郎 「新潮記」
...ホンの置土産(おきみやげ)のつもりで書いているのだ...
夢野久作 「冗談に殺す」
...初対面の手みやげに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お土産(みやげ)として呈上いたしたいと存じまする...
吉川英治 「新・水滸伝」
...江戸のお土産(みやげ)に持ってゆかれるわけでもなし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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