...そのみにくい頭を...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...大きなツノの下のみにくい口の中から...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...しかし下の二人はたいそうみにくい子でしたので...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...かえって同居をたのみにくいものだ...
太宰治 「饗応夫人」
...怨嗟の声地の底には根と根の沈潜したみにくい闘争があり...
土谷麓 「呪咀」
...ブルブルした読みにくい字で書いてよこす様なことになったのだ...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...ここの家の住みにくいことが...
徳田秋声 「黴」
...敷居にごみのあるのは大そうみにくいものです...
羽仁もと子 「女中訓」
...何と住みにくい浮世でございましょう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...みにくい屍(かばね)を敵国の土にさらしたくないのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...我々外國人の耳にはなかなか掴みにくいのであります...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...住みにくい苦しい世の中を...
槇本楠郎 「かぶと虫」
...おまえはみにくいと言われたことがないから知るまい...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...三人の少女たちのこしらえは――中で一番年かさなのはおとなと言ってもよかったが――みにくい感じを起こさせるほどに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...みにくい皺(しわ)で一ぱいになった顔を...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...みにくいおくれを取ったのを...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ひどく肥えていて躯つきもみにくいが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...四浮世は住みにくい...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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