...はり板(いた)をふみたてる牛の足音がバタバタ混合(こんごう)して聞こえる...
伊藤左千夫 「箸」
...自分の前方の左り手にあるビール箱で組みたてた書棚の本の金文字やらに目をやりながら...
岩野泡鳴 「猫八」
...27我れみずから彼を見奉(みたてまつ)らん...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...怪物群の組みたてているかべは...
海野十三 「海底大陸」
...さて我山中に入り場所(ばしよ)よきを見立(みたて)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○鴈(がん)の代見立(しろみたて)我国雪盛(さかん)なる時は...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...俚言(りげん)にこれを雁(がん)の代見立(しろみたて)といふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...医者の診断(みたて)と同じやうに生きてゐる間(うち)にすべき事で...
薄田泣菫 「茶話」
...自分の診察(みたて)の届かないところは...
薄田泣菫 「茶話」
...三・半の明かるさに組みたてることに成功したので...
中井正一 「色彩映画の思い出」
...生みたて卵子のあつたかいのを...
林芙美子 「雪の町」
...」としひて見立替(みたてがへ)を勧めるでもなかつた...
平出修 「二黒の巳」
...今の富田鉄之助(とみたてつのすけ)を始め一人として世話にならない者はない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それから多分いくつかの産みたての卵を見つけて...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...路次の出口に『この奥にうみたて卵あり』ツて書いた札が出てゐらあ」みんな笑ひ出しました...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...産(う)みたての玉子を中の黄味が動かないようにそうっと横に持って来てその中へ置いて少しも手を付けずにおくと一年過ぎても腐らんといいます」妻君「早速そうしてみましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...見立(みたて)の上手な医者と称せられ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...御楯(みたて)の王軍が行くところ...
吉川英治 「私本太平記」
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