...世にくるしげにたのみける...
芥川龍之介 「案頭の書」
...力まかせにその眉間(みけん)に打ちこんだ...
有島武郎 「カインの末裔」
...〔推古天皇〕妹(いも)豐御食炊屋(とよみけかしぎや)比賣一の命...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...眉間(みけん)にありありと不快の表情を示して...
太宰治 「正義と微笑」
...そうして眉間(みけん)には深い縦皺(たてじわ)がきざまれていた...
太宰治 「父」
...さま/″\に歎き悲しみけれども更にお聴入なく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...トビ市の眉間(みけん)を打つと...
中里介山 「大菩薩峠」
...蕨氏に導れて杉山を攀のぼるとて睦岡の埴谷の山はいばらつら足深(あふか)にわけて越ゆる杉山とよみけるがいたくあやまりたり...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...曝露(ばくろ)の日がまともに彼らの眉間(みけん)を射たとき...
夏目漱石 「門」
...八幡樣へ朝詣りに行つた歸りだから――」「不斷はもろ/\の罪穢(つみけがれ)で滿々として居るんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...機を失わず鉄の文鎮で一撃にそのみけんを割るのだ...
浜尾四郎 「夢の殺人」
...陽に焼けた眉間(みけん)や頬に狡猾(こうかつ)の紋章とでもいうべき深い竪皺(たてじわ)がより...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「音に聞く松が浦島(うらしま)今日ぞ見るうべ心ある海人(あま)は住みけり」という古歌を口ずさんでいる源氏の様子が美しかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...楽進の真眉間(まみけん)に立ったので...
吉川英治 「三国志」
...ついと謁見(えっけん)の御座(ぎょざ)をお立ちになってしまった御気色(みけしき)にみても...
吉川英治 「私本太平記」
...出陣中(しゅつじんちゅう)の豊臣家(とよとみけ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...振りかけた錫杖がもし斜めに魯智深の眉間(みけん)を防がずにいたら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...うるわしい御気色(みけしき)のうちに...
吉川英治 「源頼朝」
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